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『雉はじめて鳴く』運営サークル(その3・本番直前)

福島演劇鑑賞会・第445回例会(9月6日~8日)劇団俳優座『雉はじめて鳴く』が翌週に迫った8月下旬、第4回運営サークル会議が行われました。この会議では、前例会クリア(会員数増&サークル数増)の見通しはどうなのか、そして、当日の運営の分担について。この2つが大きな議題です。
 「前例会クリア」は聞き慣れない言葉だと思いますが、会員数が純粋に増加することと、活動の基礎になるサークル数の増加を併せて達成することです。サークルの人数が多くなった時に、活動の根っこを広げるという意味から「根分け」(サークルの分割)をしてサークル数を増やしていくのです。何と福島演劇鑑賞会では、ここまで12例会連続「前例会クリア」を達成!今回運営担当の私たちには大きなプレッシャーです。幸い、退会者がいつもより少なく、市内の高校の演劇部から複数の入会などもあって、8月下旬の段階で「前例会クリア」の見通しが立ち、ホッとしたところでした。しかし、ここ数回の例会と比較すると、入会者が少ない状況ではあったので、「最後まで頑張ろう!」と確認したのでした。
 当日の運営も運営サークルが行います(演劇鑑賞会の役員は、すべての例会でサポートについてくれます)。運営に必要な役割は、トラックからの荷下ろしに始まり、客席の場内整理、受付、感激日の変更や手帳忘れへの対応、パンフレットなどの物販、終演後の花束贈呈(品物の場合もあり)、開演前のアナウンス、そして最終日の「荷あげ」など、結構色々あるのです。商業演劇だと「バイトを雇う」ということになるでしょうが、これらをすべて会員で運営するのです。「私たちは、年間5例会はゆっくり芝居を楽しみます。そして、あとの1例会は自分たちで選んだ運営サークルに参加し、演劇鑑賞会を支える人になります」この精神が長きにわたって鑑賞会が続いてきた根幹です。
 例会当日の運営にある程度の見通しが立っても、まだまだやることはあります。運営スタッフが首から提げる「運サ証」つくり(毎回デザインが変わります)。楽屋に提供する地元の特産品などの選定、楽屋での掲示物やロビーのデザイン、当日が近づけば近づくほど、「見落としはないか!」不安になります。これらの準備のため、「作業日」を設けて事務所でせっせと作業。参加強制ではなく、時間のあるとき、都合のつく時間だけ参加して、と呼びかけて一体感を創りあげていきます。

運営サークル・関係者証

 運サ証ができあがり、ロビー掲示用に地元の知り合いに依頼していた「書」を受け取り、あっという間に翌日は初日!
 どんな3日間が待っているのか。続きは、その4(最終回)で。

掲示場所を考えながら、、、


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