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ご褒美ポケット(日々の切り取りエッセイ)

早出の満員電車は、
とんでもなく混んでいるけれど、

コツさえおぼえて図々しく、

または、ぼーっとしている人たちを、
なぎ倒す覚悟の強い意志さえ持っていれば、

案外乗り越えられると、昨年のトライの中で発見。

「リトル、お願い」

と、一緒に乗り越えるイメージをしながら。


入口付近にたまると、とんでもない地獄になるので、
なるべく真ん中のポケット(空間)に潜り込んで、
ほっと一息つく。

昨日(金曜日)はご褒美か?


というくらいツイていて、
真ん中のポケットにすんなり行けたし、

またわたしの周辺に、油膜がはったように人がぐいぐい来ないミラクルが起こった。

脳内記憶再生。
なぜかわたしの周りに人が来ないミラクル。え?何か醸し出していましたか・・・?^^;
右サイド、左サイド、押し合いへし合いの方たち

わたし一人広い空間を独り占めし、
雨上がりの美しい海を眺めながら、
なんなら瞑想に近い境地に達したミラクル。

ブルーツゥース越しに流れる音楽は、

高木正勝さんの「Rama」。

昨年、
天草のバスターミナルから、
崎津集落までエンドレスで流していた厳かな音楽。
(2023年、わたしが一番聴いた曲です)


何年もこの風景を眺めているけれど、
同じコントラストが繰り返されることはなく、
飽きることのない美しい海の風景。

昨日は、
美しさにおもわず涙が出てしまい、つい写真を撮った。

ご褒美の贅沢なポケットで。

涙がにじんだ感じと、窓ガラスの曇りがあいまって。個人的に好きです、このエモ写真^^


右サイド、
左サイドの衆すまない。
君たちがぎゅうぎゅうのあいだ、

一人ちがう境地に行ってしまって。


満員電車でも、
こんなミラクルがあるのかと驚いた昨日の朝なのでした。


美しい景色がそこに広がっているのに、
スマホに集中なんだかな。

ま、価値観人それぞれ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。うる


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