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さよならの向こう側
ひさびさに、
木々が生い茂る大好きな場所へ、
お弁当を持って森林浴に向かいました。
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なんなら沖縄より癒された笑
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(なんかマジメな顔で笑えます)
さすがにこの炎天下、
トレーニングしている人もおらず、
誰一人来ない静寂の中で、しばらく癒しの時間がとれました。
(木陰は風がとおり、気持ちよいのです)
そんな中で、
やっぱりわたしの思考がすぐ考えたがるのは、
「今年の前半はどうしたっていうんだ。意図していないのに、さよならばっかりだ」
という、つぶやきです。
確かに、すべて意図していない、願ってもいないことばかりでした。
<3月>
☆休日買い物に行くショッピングモールの中の雑貨屋さん閉店のお知らせに
じわっと寂しくなる。
引っ越し当初は、普通列車しか乗れないほどの体調不良で、
そんな中、休日行く、小さな雑貨屋さんが楽しみだった。
☆なじみの住人さんが2人、たぶん異動で引っ越した。
挨拶程度のご近所さんだったけど、コロナ禍のステイホームも一緒に
乗り越えた同士と勝手に思っていて、少し寂しかった。
<5月>
☆そして会社の引っ越し、なじみのキッチンカーとお別れ。
<7月>
☆「ここはまだ離れたくない!」と思っている現在暮らしている場所、
大好きな住居、なんとオーナーさんが8月で変わるといきなりの
お知らせ。焦る、書類騒動でややくたくた(心が)
☆友人と思っていた人とまさかの決別
こんな感じ。
6月は、Mizoreちゃんの突然の死もありました。
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そして、
かなりショックだったのが、三カ月に一度、
歯の検診後に行くラーメンのお店が・・・
楽しみだったラーメンとチャーハンのお店が・・・
ふと、閉店にならんよな、と思ったその日に、
「7月末、解体工事のため閉店します」
との張り紙を見て、
悲しみで崩れ落ちたのでした。
なんなん!?
今年は一体!?
さよならばっかりやないか!
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7月末、後悔のないよう歯医者でもないのにわざわざ行きました。
長いあいだ、ありがとうございました。
森の木々を眺めながら、
今日のカイトノォトはこのテーマを書こう、と思っていました。
でも、
何やらしっくりこないのです。
文章と絵は、わたしとリトルがつながる神聖なツール、
なんならアイデンティティー。
彼女が気に入らないことは書けません(以前おもしろおかしく茶化すような記事を書いてすごく怒られました)。
なんでスッキリしないのだろう?
きちんと書くよ、と話しかけていたら、
最近「不快」を表現してくれる新しい近所の住人が、
軽く「モヤ」を運んできてくれました。
おっと!
リトルカイトが「不快でモヤっとしている」は間違いないようです。
一体彼女は何が腹立たしいんだろう?
そのときはわかりませんでした。
しばらくたってから、
記事に抜かりがないように、
メモに「3月○○があって、○○があって」と箇条書きをしました。
そして、ふと、
無くしたものばかり書いているけれど、
今年得たものは何だろう?
と思い、相反する「ポジ」として箇条書きしたのです。
●再び絵を描き始めるきっかけをくれたTさんと友達になった。
●絵を描くことがこの上なく楽しい!
●3年間こつこつ書き続けてきた小説を送り出せた。
●30年ぶりに9月、神戸まで友達が会いに来てくれる。
(トラブルなく会えますように!)
●○○君と6年ぶりに他愛もない会話ができた。楽しかった!
●新しい引っ越し先の会社は、いろいろな人たちと喋れて楽しい!
相反するポジを書き終えたとき、
胸の中心がマグマのようにぐいんと盛り上がって、
せりあがってきて、
涙がほとばしるように流れました。
不快な盛り上がりではなく、
「高揚」のような隆起で、
リトルが「うれしい!」と言っているような気がしました。
だって、わたしは「無くしたもの」「悲しいこと」、ばかりにフォーカスして、
「得たもの」「楽しいこと」に目を向けていなかったのです。
特に、
●○○君と6年ぶりに他愛もない会話ができた。楽しかった!
は、会社が移転し、新しい仕事の提案をしてくれなければ、
実現できなかったことです。
昔、○○君とは仲良く、彼の天真爛漫さに(過去日記のバーガーの君です)幾度救われたかわかりません。
でも、二人の環境はどんどん変わり、
6年前から一切交わることはありませんでした。
たまたますれ違っても、「お疲れさまです」と挨拶する程度。
それが、最近、日々いろいろ場所を変えて仕事していく中で、
たまたま彼と同じテーブルになりました。
ほんの数分、その場の数人で雑談したのですが、
相変わらず彼は天真爛漫で、皆笑って、
わたしもすごく笑いました。
でも、
わたしはその楽しかった数分に、
まったく焦点を合わすことをしませんでした。
なんなら、楽しかったことをなかったことにしようと、
無意識に消そうとしていたかもしれません。
今日、「得たもの」の中に彼の名前を書きだしたとき、
「楽しかった」「うれしかった」
という気持ちを、しっかりと味わいました。
リトルが、
気づいてくれてうれしいよ
と言って、
軽やかな美しい涙にかえて伝えてくれている気がします。
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汽車のボックス席で、夏の旅に向かっています。
(昭和の汽車・・・思い出しながら描きました)
あーちゃんはポッキーをむしゃむしゃ食べています☺
最後まで、ご覧いただきありがとうございました☺
無くしたものは残念だけれど、
得たもののほうが明るくて楽しい。
さようならの向こう側は、
きっとよい塩梅に、人生できている。