子供のしつけを科学する(中編)
エントロピー増大の法則にしたがえば
きれいに整頓されていた部屋が時間とともに散らかっていくのは仕方がない
と言い訳をしているクニオです。
前回の投稿で、エントロピーの法則をお伝えしました。
身の回りでみられるさまざまな不可逆過程は、
いずれも「エントロピー増大の法則」が成り立っている例として説明ができると思います。
いいかえれば不可逆過程とは、秩序だったものが時間とともに乱雑になっていく過程ということでしょう。
だからそれが子供のしつけとどう関係が?というと…
子どもが部屋を散らかそうが、物を壊そうが仕方がないよ。
…という話ではないです。
まあそれも仕方がないちゃ仕方がないですけどね。
実はエントロピー増大の法則には続きがありまして…
何を言いたいのかというと…
外部からエネルギーを流入させ、
秩序をもたせることによって、
無秩序、乱雑さに向かう流れを
リセットできる。
これを強引に子育てに当てはめて、
子どもの中にしつけというエネルギーを流入させ、
秩序をもたせることによって、
無秩序、乱雑に向かう流れを
リセットできる。
つまりしつけとは
無秩序、乱雑さをリセットできる人間が生きていくための知恵
というふうに考えられるのではないか?
と私は考えています。
無秩序、乱雑さをリセットするのがしつけであり生活習慣。
今は多様性や個の尊重などと言われています。一人ひとりの命や個性を大切にするのは当然です。
しかしそれと好き勝手やりたい放題とは全く別です。
好き勝手やりたい放題
🟰
無秩序、乱雑さ増大
となる気がします。
特に人間は社会の中で生きていかなければなりません。
秩序は大事です。
その秩序を親から与えられず、
(子どもの中にエネルギー流入がなく)
エントロピーの増大の法則に従って、
無秩序乱雑が増大するまま生きていくことになったら…
それはその子にとって、生きづらさにつながると思うのです。
これは親→子どもの関係性だけでなく、
大人になった自分にも言えることでして…。
子どもが自立した今となっては、
自分で自分をしつけています。
しつけによって
社会で生きやすくなるか、
人生が良くなるか、
運命が拓くか、
今人体実験をしているところです。
大人な私→頭は硬いし、体はいうこと聞かないし大変です…汗
では、具体的にどのようなしつけがいいのか、
私自身が自分をしつけて効果のあったものを次回の投稿で書いてみたいと思います。
お読みいただきありがとうございます。