見出し画像

玉置神社

2018年10月・・・・導かれるように行った奈良県吉野郡十津川村にある

『玉置神社』

神様に呼ばれた人しかたどり着けないと言われる神社。
険しい山道をどこまでも上り、ようやくたどり着く。

樹齢3000年のご神木

我々夫婦にとって人生で大きな事件が起きたあの年・・・
テレビをぼーっと見つめる私の目に止まった玉置神社。
その瞬間

ここに行かなきゃ

と、思い立つ。我々夫婦で旅行なんてほぼ出かけたこともなく、仕事が忙しく連休などとれやしない環境の中、掻き立てられるように旅行計画を立てている私がいた。
花巻空港から伊丹空港へ飛び、レンタカーで奈良へ向かう壮大な旅。
飛行機なんて高校の修学旅行依頼乗ったこともない。
近場の旅行すら行ったこともない私たちが・・・奈良なんて簡単に行けるのか。不安はあれど行かなきゃいけないという思いが何よりも強く、会社へ連休の打診をし、クルーのシフト交渉をし旅行会社への手配をし、全てがあっさりと決まってしまった。
思い立ってから2週間後私たちは・・・・奈良にいた。
神様に呼ばれないと行けない、玉置神社・・・・
神様に呼ばれなかったら辿りつけない事を想定し、2日間奈良に滞在することにしていた。
旅館も、その周りの景色もすべてが素晴らしい街。
初日・・玉置神社へ向かう途中ぞっとする事があった。

「明日から通行止め」の文字。

Σ(・ω・ノ)ノ!

今日・・・・神様に呼ばれなかったら明日の再トライは不可・・
何なら一日早く奈良入りし時間に余裕を持たせる計画に切り替えたのだが
計画通りに行っていたら玉置神社にはたどり着かなかったのだ。

これは・・・・呼ばれてる
と確信に変わった。

玉置神社にたどり着かない物理的な理由

急な体調不良
悪天候
通行止め

我々はついていた。
玉置神社に足を踏み入れるやいなや・・・空気の違うこと・・・
樹齢何千年の木々が立ち並び、天気が良かった境内も一瞬で幻想的な霧に包まれる。それからまた霧が晴れるの繰り返し。
ここはどこなんだろうという感覚に陥る。
社務所へ伺い、有名なお札を手にする。

『魔よけのお札』

それを手にしてから約6年。
解決したかった事件もそれ以来音もなく静かになった。
玉置神社に無理にでも行ってよかった。
行くべくして行った場所でもあった。
いつかお礼を兼ねて伺いたいと思います。
人生の中で一番最高の旅行でした。

#一度は行きたいあの場所


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集