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初めて新卒採用に取り組んだ飲食店の話

2023年卒業の調理専門学生の正社員採用が決まりました。
すでに内定を出して、内定承諾をいただいた状態です。

開業してから3年、売り上げも順調に増えてきているのでそろそろかと思い今年の3月ころから準備をしてきました。
初めて新卒の調理スタッフを採用することとなった経緯などをまとめていきます。

正直、7月の段階でこんなにあっさりと決まると思っていなかったし、
調理系の専門学生が田舎で無名の個人店を選ぶことはないと思っていました。

現在、正社員はホールスタッフとして1名います。大学生のころからアルバイトとして働いていてくれた子が卒業して正社員として働いてくれています。就活であまりうまくいっておらず、やりたいことが見つからない状態だったのでこちらから正社員としてどうかと声をかけました。

来春から正社員が2名になることで今まで以上に責任を感じます。

正社員の採用に取り組んだ理由

今回は調理の正社員を採用したいと考えていました。
そう考えた理由はいろいろありますが、
一番の理由は定休日をなくしたいからです。
正社員を採用して交代で休みを取れるようにすればほぼ年中無休でいけます。正月とかは休みにしますが。
今の私はほぼ週1回しか休みがないのですが、本当は2日休みたいです。
正社員は当然週休2日ですが、自分も週2日休みにするのがこれからの目標です。
定休日なしにすれば今より売上が増えます。売上が増えれば家賃などの固定費率が下がるのでそれが今考えている今後のプランです。


飲食店が正社員を採用する主な方法は?

・求人サイト、人材紹介等を利用して中途採用
・友人知人などからの紹介で中途採用
・新卒採用
・学生アルバイトやフリーターからの正社員登用

どれが一番多いのでしょうか?
私は今回は専門学校からの新卒を選択しました。

なぜそうしたか。
とりあえず私が店にいることが前提のため経験豊富である必要がないこと。
自分が36歳のため自分より年上の応募がくる可能性もありやりずらいから。

どう求人を出したのか

今年の4月に県内の調理専門学校に電話して求人の出し方を確認。
学校指定の求人票に書き込んで郵送やメールで提出。
キャリアマップの公式導入校もあったのでサイトで事業者登録して求人情報作って掲載。
(*キャリアマップ=専門学生用の就活ポータルサービス)

このやり方のいいところは料金が一切かからないことですかね。
よくある正社員求人サイトの掲載費用はすごい金額かかってしまうので。

大卒と専門卒の就活の違い

私は大学を卒業しているため専門学生の就活というものを理解していませんでした。世間一般に認知されている『就職活動』というものは大学生が前提であることが多いと思います。
専門学生は大学生と違ってたくさん同時に受けることがほとんどないようです。

今回、有名な調理専門学校から問い合わせの連絡が来ました。
『当校は専願制で就活をしているため、応募の前に説明だけ聞くことは可能ですか?…』
*専願制とは、
・希望する企業に応募した時点で他社と同時に並行して選考を受けられません。
・内定が出た時点で内定を承諾し就活を終了します。内定辞退できません。
・もし不採用の場合、そこから次の希望に応募していきます。
・内定がでるまでこれを繰り返していく。

すべての専門学校がこのやり方ではないようですが、
医療系や保育系の専門学校は専願のところが多いようです。
調理系の専門学校がどの程度この制度でやっているかはわかりません。

まったく知りませんでした。

何処が決め手で当店を選んでくれたのか

本心はまったくわかりません。いつか本人に聞いてみます。

給与の金額はいたって普通。
その他の項目も他と大差ありません。
大手と比べたら福利厚生等は弱いです。

住宅手当を少しだけ支給するようにしてあります。
お店が田舎にあり最寄り駅も徒歩15分で通勤に不向きな立地のため近くに住めるように。

調理の専門学生だと、
ホテルや有名レストラン、規模の大きい会社などが人気だと思いますが。

まさかのこんな早い時期に決めてくれたこと感謝しかありません。

今回学んだこと

正直、新卒で応募してくれる人なんていないと思いつつ求人を出しました。
説明会の日程は組んでいないし、選考のスケジュールも決めていません。
応募の連絡があったらその都度面接をすることにしていました。
今回は連絡いただいて、すぐ面接をして、とてもいい人だと感じたので即内定を出し決まりました。
でもその後、ほかの学生からの問い合わせが来ています。すでに決まってしまったのでお断りするしかありません。なんか申し訳ない気がします。

先着順みたいになってしまったので、
本来なら、〇月に選考します!と告知しておくべきだったかもしれません。

今回は私のお店が専門学生の新卒採用に挑戦した話でした。
もし今後、正社員を新卒で採用してみたいと考えている方は参考にしてみてください。


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