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貯金ゼロ・無年金・無収入!92歳超高齢父の一人暮らしvol.4〜生活保護に頼る

92歳超高齢の父は、行政のお世話になりながら今も一人暮らしをしています。
そんな父がどのような行政サービスを受けているのか、また娘の私がどのような手続きをしたのか、などなどを紹介できればと思います

前回までの話

要介護2と認定されヘルパーさんが正式に入ったことで、父の一人暮らしは問題なく継続されることになりました。残る大きな問題、お金がない!!です

生活保護申請した結論から

想像していたよりスムーズに嫌な思いもせず、生活保護の受給が認められました
財源が豊かな都内23区に住んでいること、超高齢であること、都営住宅に入居していたこと、この辺りは影響していたと思います。有難い気持ちはありつつ、行政を頼ること自体「今まで高い税金納めてきた甲斐があったよ!!当たり前の権利だ!!」と思ったのも事実。

生活保護の手続き

【1回目の訪問】まずは区役所に出向き相談
事前に区役所に連絡し持参するものを教えてもらいました。
①全ての預金通帳
②過去の収入がわかる書類
③住居の契約・家賃がわかる書類
④身分証明証、健康保険証、障害手帳など公的期間から発行されている証書類

【2回目の訪問】
1回目の相談で追加されたものを持参します。
① 所有していた軽ワゴンの売却証明書
記帳が最新になっている全ての預金通帳

当然ですが売却できる資産がある、貯金があるでは受給は不可です。

重要な扶養照会・・・扶養できる家族親族はいないかを調べられる

家族の状況をインタビューされます。私自身の状況、母は他界、弟は音信不通、父の存命する二人の兄弟のことなどです。私(家族)の収入について聞かれもしないし、源泉徴収や課税証明書の提出もしませんでしたが、区役所の方で調べたとは思います。※私の収入は大手企業の部長職程度
それでも今回の申請で職員さんから父の扶養や援助を職員さんから促されるようなことは一切ありませんでした。
※扶養照会については地域格差があるようです↓↓

最後は職員さんによる家庭訪問日を決めてその日は終わりました。この時点で生活保護の受給は承諾され、生活保護のルールや受給金額が知らされます。

職員さんの家庭訪問
申請した内容と生活状況の齟齬がないかを確認するための訪問です。
この時職員さんに言われたことは「お父さん90歳超えてますし、特別養護老人ホーム(特養)への入居も可能ですからね。一人暮らしが厳しくなった時にはそういうことも話し合いましょう。」

予想外の言葉に要介護認定を受けたとき以上の安堵を覚えました。
以前書きましたが、長年の確執で父に対する感情は血縁という義務だけでした。誰にどう思われ何を言われようが父のために自分の生活を犠牲にしない、自分のお金も時間も使う気はない。ただ他人に迷惑はかけられない、という気持ちだけでした。
一人で抱えなくても行政が助けてくれるんだ!
と長年モヤモヤしていたことが、スゥーと心が軽くなった瞬間でした。

権利は主張しても、ヘルパーさんや職員さんへの敬意と感謝は忘れずにこれからもお世話になっていきたいと思います。

受給は認められお金も振り込まれるようになりましたが、知らされることなく引き続き父の様々な調査は継続されていました。
家族が把握していないことを突然知らされたりします。
生活の質を落とさせることも必要になります。
そんな話を次回は書きたいと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!


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