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「旅の図書館」で旅を練る
ここ数年、何かの折に海外へ行ってみたいと思う瞬間が増えてきた。山を登るようになって、あぁ、私地球にいるんだなぁというなんとも言えないあの感動を得ることが増えたからだろうか。視野が広がったんだろうか。山への扉が次の扉を開いてくれた。変化が次なる変化を呼んでくれた。そんな感じ。今、美しさと大きな何かに心打たれたい気持ちが強いのです。
小さい頃、グアムサイパン船の旅に行ったり、独身の頃、職場の師長さんとタイに行ったことがあったが、まぁまぁな受け身だったので、自分から行くタイミングを決めて、行きたい国を決めて、というのは今回が初めて。夫も快くOKしてくれた。さてどうせなら旅支度もはじまりから楽しみたいと思い、青山にある「旅の図書館」で友人と待ち合わせて旅の計画を練ることに。
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「旅の図書館」とは、公益財団法人日本交通公社が運営する旅行・観光をテーマとした専門図書館。本屋さんでよく見かける観光雑誌からその地を深く研究した専門書まで、旅の情報がぎゅっと詰まった本棚が並ぶ。予約制で閲覧中心であり、地下のメインライブラリーと一階のライブラリープラザで構成されている。
安全面や日程や金銭面も含めて色々なことを考えて、絞っていって最終的に行く国を決めた。
よし、オーストラリアにしよう。
オーストラリアでトレッキングがしたい。夢のように美しい図書館と言われるビクトリア州立図書館に行ってみたい。ミツロウラップのworkshop講師をしていることからも、エコでサステナブルな国での文化を体験してみたいと思ったら、やっぱりオーストラリアだった。ちなみにニュージーランドと最後まで迷ったけど、最後はなんとなくだった。
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旅の図書館で色々な本を手に取り、情報収集したあとは、本屋さんでこの本を買って帰ったよ。ハイ、もちろん「地球の歩き方」。そして在庫切れでずっと買えずにいた小川奈緒さんの「メルボルン案内」が古本で手に入った。このタイミングはやっぱりオーストラリアってことだよね。という感じで他にも友人と手分けして旅の本を買ったのでした。こういう時はやっぱり私はwebでの情報より本の方がこころ踊るなぁ。
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それにしても「旅の図書館」は良かった。あの空間で旅のことだけを考えるってとても特別な時間で、なんだろう、ワクワクを倍増してくれた気がする。友人曰く、人間がよりよくストレスなく生きるためには、「4つのR」が必要で、rest(休息)、relax(リラックス)、relaxation(リラクゼーション)、そしてretreat(リトリート)なんだそうだ。そうだ、この場所で旅のことを考える時間はすでにリトリートだった気がする。
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「旅の図書館」は、蓋付きの飲み物はOKなので、近くのエイトコーヒーで美味しいコーヒー片手にわざわざ「旅の図書館」に来て、旅のプランを練る。この流れがもう豊かな気持ちにさせてくれる。いいね、東京にいて、既にリトリートだ。
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帰りに見た明治神宮外苑の銀杏、東京の空が一段と高く見えた。きれいなイエローでした。カフェでランチをしながら銀杏の独特な香りを楽しみました。
帰宅して、夜は英会話アプリ「speak」を開く。
画面には32日間連続学習中と出てくる。途中iPhoneを機種変したので本当はもう少し連続出来ていた。アプリを開くたび多少の悔しさが蘇るけど、(励みどころか逆効果)今日は、海外への旅がリアルに目の前にある分、いつも以上に本気で取りかかる。ひとまず昨日の続き、「本日のおすすめのスープは何ですか?」から、復習だー。笑
私はオーストラリアでどんなものを見て何を感じて、何に心を動かされるんだろう。若い頃からバックパッカーとか、今思えばやってみたかったけど、その時はそういう道に気付かなかったんだから仕方ない。そんな時、編集者田中和雄さんの言葉を思い出す。「僕は遅れてきた青年です。何かに気づくのも始めるのも遅かったけど、どこかで気づけばいいのです」。こんなふうに、今からでも構わない。楽しむために生きていこう。