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LINEをしてもいい許可を得る旅~余談~

お土産の選択は間違ったが
駒沢駅近くにある居酒屋「S」にてカロさんに結果報告をするため
気を取り直しワクワクしながら向かう。

しかし、だんだんカロさんのLINEが既読スルーになっていく、嫌な予感。

店に着き1時間。不安になり連絡。
「すいません、いつ来てくれますか?」
「はぁ?そんな約束してたか?」
「いえ、していないです」

やってしまった、、、
幾度となく失敗したことだが
今回もまた自分の思い込みで約束したものだと勘違いし、一人で突き走ってしまっていた、、、

それなのに約束を反故されたと被害者意識を持っていた自分に心底震え上がる。

実際は「カロさん」ではなく「ともさん」という別の人物に報告すると以前酔って約束してたらしい。
これから飲んでる時にした約束は携帯にメモを残そうと、たこ焼きほどの大きさの脳みそで対策を考えた。

このままでは楽しかった大阪旅行がバッドエンドになってしまう、
僕は一杯だけ馴染みの店「むらさき」で飲んで帰ることにした。

着くと常連の客と久しぶりの客のさきちゃんがいた。
着席と同時にさきちゃんに、
「私、N青木さんが夜中1人で246を右往左往してるのを見たことがあります、朝起きて出勤しようとしたらまだ同じ場所にいました」
とびっくり発言をされました。
ここまで読んでいただいてるあなたにはもうお分かりだろう、はい、そんな記憶ありません、、、

間違って買った餃子が傷んでしまうので店主に良かったらどうぞと渡しました。

喜んでくれました。
間違って買ったものを自分のために買ってきてくれたと思ってるんだろうな、アホだな。という本心が口から出そうになったが我慢できた。この大阪遠征で僕も少しは常識が付いたのかもしれない。

「何しに大阪へいったんだ?」と店主に聞かれる
訳を話すと彼は言った

「お前気持ち悪いなぁ…」

数秒前までアホと思ってた人間にドン引きされました。

僕は気持ち悪い最下層の人間です。
自覚は無いものの、もうその事実は疑わないことにしました。

その後偶然にも、ともさんが来店しました。
ともさんに大阪旅行の結果報告をしました。彼のリアクションは

「よかったやん」

なぜだろうか、今回接触してきた人たちの中で初めてまともな返事が返ってきたのに僕はこう思ってしまった。

「こいつおもしろくないなぁ」

まともになるぐらいなら奇行したい
笑えるためならなんでもする、、、

そんなマインドの僕が今回の大阪旅行で分かったことをまとめるとこうだ

ともさん、おもろくない。

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