読書習慣ゼロで高3夏駿台模試偏差値70越えた国語参考書紹介 ➀漢文・古文編


はじめに

はじめまして。現在都内の大学に通っている2年生です。ふと思い出したので受験時の経験を共有したくて書いています。

突然ですが、国語って勉強するの難しくないですか?模試でも波がある人が多い気がします。
学校の授業は全く役に立たなそうだし、「大学受験 国語 勉強法」なんて調べると「本を読め!」とか「百人一首をやれ!」なんてどうしようもない答えが返ってきます。さすがに漢詩を読めという人はいないでしょうが…。
そりゃあ普段から本を読んでいる人は得意なんでしょうが、他の科目の勉強もある受験生がのんきに小説を読んだり興味もないのに百人一首で遊んでるわけにはいかないじゃないですか。高校から一念発起して勉強を始めた学生も多いはず。それなのに「今までの読書経験によって決まる」なんて元も子もないこと言われたらやる気もなくなってしまいます。

ここで私の話になるのですが、私は小中とサッカーにはまっておりずっとボールを蹴っていました。中学校で読んだ本は冗談抜きで3冊もないでしょう。高校では本としては一冊も読みませんでした。問題文としては読んだけどね。また私は塾にも行っていませんでした。なので有名講師からすごい解き方を教えてもらったわけではありません。

それでもタイトルにあるように模試でかなりの成績を残すことができ、第一志望の大学に合格することもできました。これはすべて参考書によるものであり、再現性が高いと思います。読書習慣・経験が無くても、古典に興味が無くても、○○予備校の○○先生の授業を受けなくても、勉強しづらいと言われる国語を伸ばせるのですから。なので今回私はこれを紹介しようと思いました。なおオーバーワーク気味だったところもあるので紹介するすべてをやらなくてはならないとは思いませんし、多くを中古で揃えたので似た別の参考書でも構わないと思います。それではよろしくお願いします。

一応証拠です。英語も写ってますが。



参考書紹介:漢文

まず漢文を紹介します。私がメインで紹介したいのは現代文ですし多くの学生が悩むのも現代文だと思いますがまずは漢文から。現代文・古文・漢文の中で一番簡単なのでしっかりと取りましょう!

➀漢文早覚え即答法
これを完璧にするところから漢文は始まります。1日2日で一周できると思うので素早く身に着けていきましょう。句形や再読文字をしっかりと覚えることが大切です。

②学校の教科書(あれば)
早覚えで漢文のイメージを掴んだ後なら無味乾燥な教科書にも挑めるはずです。あまり出題頻度は高くない句形なども広く載っているので可能な限り覚えましょう。覚えれば覚えるほど漢文を読めるようになるはずです。私は「漢文必携」を使っていましたが、持っている、学校で使っているものでいいでしょう。

③文脈で学ぶ 漢文句形とキーワード
ここまでくれば後は語彙の増強と背景知識の習得を進めていきましょう。お勧めするのが「漢文句形とキーワード」です。私の周りでここまで漢文をやっている人はいませんでした。少し古いものですが非常に役に立ったと思います。

漢文のインプットは上記3つでOK!!あとは問題集です。

④漢文 河合塾
新しい版が出ているようですね。選択・訳・記述と様々な問題があり漢詩まで網羅しています。かなり解説が詳しく、その問題だけでなく他の問題に応用できるようなポイントが示されている点がいいと思います。

ここまでをしっかりと理解したら、志望校や共通テスト、センターの過去問にも十分対応できると思います。問題演習に積極的に挑戦しましょう。コツは問われている部分だけでなく全体を訳せるかを確認することです。応用力を養いましょう!


参考書紹介:古文

続いて古文です。百人一首に興味がなくたって、平安時代が好きでなくたって勉強すれば点数は取れます。古文はインプットの要素が大きいです。8割などと言わず100%の理解をした上で問題演習をしましょう。またインプットで満足しろくに問題演習をしない受験生が多い気がします。たくさん演習をする中で古文の知識等も身に着けていくべきです。

➀単語帳
古文は英語と似ている点が多くあります。何もしないで読めるわけではなかったり、語順が似ていたりします。なので英語と同様、まずは単語からです。私は「古文単語330」という学校で配られた単語帳を使っていましたが、300~400語程度なら何でもいいと思います。自分に合いそうなものを選び全部覚えましょう。単語を覚えるだけで話の大まかな流れはある程度分かるようになると思います。

②マドンナ古文
少し古い参考書ですが、初心者に最適なものだと思います。かわいらしいイラストが多く、楽しみながら古文の読み方を学ぶことができます。本当に基礎的な部分から、識別など試験で問われる重要なポイントまで広く網羅しています。後ろの方にある演習問題でそれまでに学んだことを生かして実践できます。

こちらも最近改訂版が出ていますね。お勧めです。後は助動詞の表を覚え、助詞や接続詞も教科書等で覚えていけば十分です。

③古文基礎問題精講
ここからはひたすら問題演習です。この参考書は前半の基礎編でインプットを簡単な問題を通じて確かなものにすることができ、後半で多くの作品の一部を題材に演習できます。解説が詳しいのでしっかり読み込めばかなりの効果が期待できます。

④中堅私大古文演習・首都圏難関私大古文演習

これらは私大志望者が主にやるべき参考書で、選択問題や抜き出しが多いです。しかし目標点数が設定されていたり、現代語訳だけでなく本文の解説が載っていたりするので国公立志望者もやって損はないと思います。何よりたくさんの作品に触れられる点が一番の魅力かと思います。

河合塾の参考書ばかりで回し者みたいになっていますがそんなことはありません。東進のアンチだっただけです笑

⑤読解古文問題集
これが一番のおすすめです。かなり古いもので私も偶然中古で入手したぐらいですから手に入れるのは難しいかもしれませんが、どこかで買えたらぜひやってほしいです。なんといっても問題数が多く、説話・作り物語・歴史物語・随筆・日記それぞれの雰囲気や解き方を学ぶことができます。作者や成立年もしっかり記載されているので古文常識的な面でも役立ちます。古文の原文と訳が並んで書かれているので、どこがどう訳されるかが非常にわかりやすいです。


⑥岡本梨奈の古文ポラリス[3 発展レベル]
最後はこちらです。ポラリスは解説が最も詳しく、また見やすいという特徴があります。ただ問題数は多くないので、数は他で積みつつ3で総仕上げを行うのをお勧めします。ポラリスが合うのであれば1,2も買ってみてもよいかもしれません。記述問題もあるので本質的な応用力が付くでしょう。

ここまでこなせればかなりの力がついているはずです。ぜひ過去問に挑戦してみてください。十二分に対応できると思います。

番外編:最強の古文
ここまで来て古文が好きになった人に勧めます。ただ正直言ってここまでやらずとも必要な点数は取れると思います笑
なんといっても50問という圧倒的な問題数で古事記から江戸時代の作品までカバーしている点が特徴です。解説は簡潔ですが決して手抜きには感じません。他教科に余裕があり、古文を極めて本番で満点を取りたい受験生は挑戦してみるのもいいと思います。

最後に

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。漢文・古文は興味や才能が無くても安定して高得点を狙える科目です。そこまで力を入れていない受験生も多いので周りに差をつける意味でも注力すべき科目だと思います。時間に余裕がある場合で参考書を紹介したのですが、特に古文の演習は数冊抜いても大丈夫だと思います。役立つ情報があったら幸いです。
現代文についても後日参考書紹介を書こうと思っているのでよかったら読んでみてください。改めて、ありがとうございました。受験生の皆さん、頑張ってください!

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