
細胞のように、あらかじめ終わりを定めておくのも悪くない
多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死のこと。
このアポトーシスは『細胞の能動的な死』だと言われている。機能不全になったから死ぬのではなく、あらかじめ定められた死。
(何かしらの傷害で死ぬのは、ネクローシス。)
例えば、オタマジャクシの尻尾。
これがカエルになるにつれなくなる。
これはアポトーシスの作用だと言われている。
つまり、正常なこと。
アポトーシス不全によってできるもの。
それが癌である。
つまり、定期的に管理調整された細胞死がないと、生命体は良い状態が保てない。
***
さて。
『プログラム細胞死』
これ。
考えれば考えるほど、ロクな方向に進まなかったのだが。
整理整頓においては、モノにあらかじめ終焉の時を定めておくのは良いことかもしれない、という結論に達した。
断捨離自体も大事だけれど、モノの所有期間をあらかじめ定めて、定められた期間が来たら、一度必要かどうかを見直す。これを仕組みづける。
これがすなわちモノに対するアポトーシス戦略であると考える。
あと、脳内整理。
人は容易にクヨクヨする。考えても仕方のないことまで、無駄にクヨクヨする。しかし、記憶にも限界があり、時が経てば、結構な多くのことを忘れることができる。短期記憶と長期記憶が備わっており、この「忘れる」というしくみは、人工知能の設計でも取り入れられていたりする。
だから、クヨクヨが襲ってきたら、それは本当に必要なクヨクヨか、定期的に整理する。
記憶のアポトーシスを定義したいけれど、あくまで脳内のことで、期限を設けるのはやや難易度が高い。だから、脳がお知らせしてくれる。それがメンタル低下であると考察してみた。
素晴らしき忘却システム。これはアポトーシスと同じなのか?わからん。あと、計画的断捨離。これもアポトーシスか?わからんに次ぐわからん。
自然に作られた仕組みでないシステムを、社会的システムとして応用することはよくあるので、アポトーシスさんのことも考えてみた次第である。
多分ね。