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うれし、たのし、だいすけ!

今日、とてもうれしい出来事があった。

というのは僕のことではなく、僕の大学の後輩のことである。

何とかダジャレにしたかったタイトルの行きがかり上、彼の名前を仮にダイスケとしよう。

今日、約一ヶ月ぶりに再会したダイスケから思わぬ朗報が入った。

「タロウさん、俺、○○社の最終面接に残りました!」

おお〜!、前回、会ったときは、いよいよ今の職場に辛抱たまらんから転職も検討してます、と決意表明をしていただけだったから、この展開の速さにまず驚いた。

会社名も申し分ない。

まあ、今勤めている会社も有名企業だから、例えるなら、マンチェスター・ユナイテッドからユベントスに移籍するような感じか…。または、カウマンガイを止めてガパオライスにオーダーチェンジする感じか。いや、トランクスからボクサーパンツに履き替える感じともいえる。ま、待てよ、令和の時代にあえてブリーフという手も捨てがたい。

まあ、実はそれ(って何?)はたいして重要な問題ではなくて、ダイスケがずっとやりたがっていた海外での仕事ができるというのがとにかく素晴らしい!

ダイスケは4年前、今の会社に転職して以降、約束された海外の仕事にはずっと携われず、それでも、めげずに独学で英語を勉強して、昔は全然話せなかったのにTOEICで700点を取るまでになっていた。

そして、○○社の一次面接で、突然、英語で話しかけられたダイスケは華麗に英語で返した、というエピソードがたまらなく奮っている。

僕がもしトイプードルだったら、感激のあまりその場で

じょっわ〜!

するくらい奮っている(あるnoterさんにしか分からないネタ。つっきょるさん、元気でやってるかな〜)

まあ、まだ最終の2名に残っただけで、正式に採用が決まったわけではないけど、

それでも

ずっ〜と彼がオワコン化した職場を改革しようと奮闘していて、何かあるたびに一緒に一喜一憂していた身としては、万策尽き果てまるで矢が体中に刺さった落武者のようになりかけていた今の彼の言葉にきちんと耳を傾けて採用しようとする会社が現れたという事実だけで、もう飛び上がりたくなるくらい嬉しかった。

で、生々しい話だけど、まさに二人でそんな話をしていたときに、彼のリクルーターからダイスケに電話が入って、なにやらアドバイスをされていた。その詳細はもちろんここでは割愛するが、その話を聞いた彼は韋駄天のごとく家に帰っていった。

そんなダイスケが帰宅中に僕に送ってきたラインがこちら。

タロウさん、今、隣のおじさんのラインがふと目に入ってんですが、

こんばんみ!

って書かれてました。

……。

なんや知らんけど、

ダイスケ、おまえたぶん受かると思うわ!

〈おしまいける〉

ちなみに彼は本名も見た目もダイスケ感ゼロです!


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