
不登校ママの気持ちを理解する|今の季節がつらいんだよ
こんにちは、元不登校ママのあぐりと申します。
春までもう少しです。
そろそろ寒くて縮こまっていた体を、伸ばしたくなりますね。
こんなワクワクする時期なのに、わたしが不登校ママでどん底だった頃は、今の季節が一番つらかったのです。
季節はどんどん良くなっていくのに、わたしの気持ちは、それと反比例に沈んでいきました。
今日はそんな頃を思い出して書いてみました。
良い悪いではなく、そう感じた事実があったということを、理解の上で読んでいただければと思います。
✤ 日差しが明るくなってきた
3月になってくると、
朝カーテンを開けた時の光が
強くなっていることに気づく。
春だなぁと思った瞬間にも、わたしの気持ちをほぐすことを自制してしまう。
この明るい季節を、心からよろこんでいいのか迷ってしまい、その葛藤がつらくなる。
そこから逃げようとしても、
学校から遠ざかっているわが家にも明るい話題は飛び込んでくる。
知り合いの受験合格の知らせや、進路の話が聞こえてくる。
卒業式や学校行事の日程表が、
友達が届けてくれるプリントに挟まって入ってくる。
春は『おめでとう!』の季節だ。
3年間頑張った。
6年間頑張った。
『みんなおめでとう!』
『新しいステージに行くんだね!✨』
わが子だって頑張った ( ;∀;)
その頑張りを皆にはわかってもらえなくても、わたしには痛いほどわかる。
これまでに、勉強に匹敵するいやそれ以上の、心の学びを得ているはずだ。
それも24時間いつだって。
〈よく頑張っているよ〉
わたしはそれをどんな言葉でねぎらえばいいのだろう。
そんなことを口にすることが、良いのかどうか迷ってしまう。
✤ 進級や進学の季節は心が騒ぐ
1年間の努力は積み上がっているはず。
どれくらい?
年度の初めと終わりの差は
どこにあるのか。
成果は何パーセント
達成できているのか。
それがわからないから不安になる。
この1年の成果を可視化できたら、
こんなにモヤモヤすることはない。
そして、一番のモヤモヤは
4月のわが子はどうしているのか……だ。
期待をしてはいけない。
わが子のことは本人が一番わかっている。
母親のわたしは心を今に置き、
あちこち行ったり、来たりしないこと。
もし元気になっていれば、「区切り」はチャンスだ。
学校の勉強はあとからだんだん追いつけるし、それよりも新しい先生に慣れるのか、クラスの友達とうまくやっていけるかの緊張で、皆同じスタートラインに立つことになる。
友達も周りのことに意識が向きにくい今が、一番いいのかもしれない。
わが子だって初めての教室に行き、何にもなかったかのように「すん」として座っていればいいのだから。
わたしがそんな風に考えられるようになったのはずっと後のこと。
初めての春はわが子が不登校になって以来の、どんよりとした気持ちに包まれていた。
✤ ネガティブな感情を理解し受け入れる
どうしても「普通はー」に囚われてしまう。
普通で平凡しか見ていなかったわたしが、その枠から放り出されてから右往左往したあとに、やっぱりそこに入りたいと「普通」の入り口の前で動けないでいる。
その中では、少々混んでいても周りを見て行動すればいい。
多くにまぎれている、安心感もあると思っていた。
ところがわが子が不登校になってから、もしかしたらその中で生きることは、思っていたより大変だったと、そこから出されてはじめて気がついた。
たくさんの情報や人の中で、自分というものをしっかり持っていなければ流されてしまう。
わたしはただ流されないようにすることに力を注いでいただけだ。
前に進むどころか「現状維持」もできなくなった。
もう無理ですといって監視員につまみ出されたのに、それでもまだその頃のことばかりを考えていた。
✤ ネガティブから脱出する
こんな自分にはうんざりする。
イヤなことばかりを考える。
何のために誰のために頑張るのか?
この辛さは報われる辛さであってほしい。
ここから出る。
過去を見ずに前を向くのだ。
ここを出るときのエネルギーはかなりのもの
やりたい放題楽しまなければ、エネルギー補給はできない。
そうはいっても小心者のわたしだから、家事を思いっきり手抜きするとか、小金を使うことくらいしかできないのだ。
家庭の主婦の思いっきりって、どこまでをいうのだろう?
✤ 『ジャーナリング』は今すぐからできる
わたしには趣味が色々ある。
ヨガ、自転車、水泳、ウォーキング、一人旅、洋裁、手芸、読書、英語、オシャレや雑貨も好き。
どれもちょっとやって、絶対にやめない。
お小遣いの中で楽しめる範囲でね。
わが子が不登校のとき、これをちょくちょく取り入れて時間稼ぎはできていた。
気分転換をするのは比較的得意だから、心を保ちやってこれたのだと思う。
何年もそうやってきた。
でも不登校解決には、これくらいのことではどうにもならなかった。
不登校のために時間を使って良かったことは、心理学の本をたくさん読んだこと。
「心」とは何かを勉強した。
悩みを作っているのは自分。
だから自分の心の中を追究する。
ものごとの本質を知り、わたしを理解して変えること。
そんなことにたどり着いた。
わたしは文章を書くことが好きだ。
最近は『ジャーナリング』という言い方の、思った気持ちを、思った時に書きだす方法だ。
何より、今すぐからできてお金が一切かからない。
やってみて価値があった。
過去の気持ちも見なおせて
なんか成長できてるなぁと思えるときもある。
客観的にものごとを見れるようになった。
わたしがすると良いことが、なんとなくわかってきた。
こうやって思考整理をすることで、心の余裕が増えてきた。
ネガティブな気持ちも書く。
もう一人のわたしがそれを見てまた書く。
そんな心の対話ができる。
おわりに
不登校の子どもを持つママたちが、
辛い気持ちを抱えながらも前にすすむためには、自分自身の気持ちを理解し受け入れることが大切です。
そのためにも、ジャーナリングは手軽で効果のある方法だと考えます。
ジャーナリングを通じて心の整理をしながら、辛い気持ちを少しでも軽くできればいいなと願っています。
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