不登校の「悩みの根源」をみる
不登校の悩みはその家庭によって様々です。
本当のところは当事者や家族でもわからないのですから、学校や支援者が内容を理解して対処できることは、ほんの一部にすぎません。
時間が解決することは確かにあると思います。
ですがそれだけではなく、その要因について考えてみることが、解決への大きな一歩になるのではないかと考えます。
私はそれ相応の年数をこの問題と向き合ってきました。その経験から感じたことや、私が解決に向かうと良いと思う方法を記してみました。
一般に悩んでいる状態とは
自分の望む状態と、現実に違いがある時に悩みが生じます。
人は悩んでいる事がらに囚われてしまうから、そこに気がつきにくいのです。
悩みが日常生活にも支障をきたしている状態なら、さらにほかの悩みが増え辛くなります。それと同時に悩みの根源からはどんどん遠くなります。
出口への方向が分からなくなり、ただ辛い中をさまよう状態を…そのままにしているとその状況に耐えるだけで精一杯になってしまいます。
この悩みから抜け出したいと思うのなら、悩む人が何について辛く感じるのか、どうしてそう思うのかを考察していく必要があります。
悩んでいる時の脳の状態
悩みができるとまず脳はストレスを感じます。その時点で脳がストレスホルモンを分泌し、冷静な判断ができなくなります。
特に感情が伴う悩みは、脳の機能を低下させることが研究でもわかっています。
この状態では、ものごとを多角的に見ることができず解決策がないと思いやすいのです。
どうなると自分は満足するのか?
重要なのは、悩みを『解決する』ことと、『解消する』ことの違いを理解することです。
悩みを「解決する」とは、その根本的な原因を取り除くことを意味します。
一方、悩みを「解消する」は、気持ちを軽くするための方法を見つけることです。
一般に不登校の悩み解決の記事を見ると、どちらの内容を説明するものなのか、書き手も読み手も明確にしていないため混乱します。
自分は今、不登校悩みのどの部分を何とかしたいのか、ここの切り分けを意識したいですね。
たとえば、扁桃腺が腫れてのどが痛いとき、原因である扁桃腺の腫れを引かせるための投薬など、原因に対する治療が必要ですね。これが解決法です。
そして不快な症状を一時的に緩和するためにのど飴を舐める。これが解消法になります。
悩みで辛いときもそれと同じように、解決法と解消法の、両方を上手く組み合わせて実践していくのが問題解決への理想のかたちです。
不登校は自然に解決することもあるかもしれません。ですが辛い状態が長く続く場合、悩みから抜けるための解決法に目を向けることも必要になってきます。
解決への取り組み
頑張るママに起こりがちな、人生見直し作業のお知らせが不登校問題です。
人生のステージが変わる、結婚・出産でママの生活は目まぐるしく変化してきました。その毎日毎日が家族のための仕事で溢れています。
自分の人生の目的なんて…それよりも今日スーパーで卵がいくらなのかが気になります💦
そんな次元の生活に陥りやすく(もちろんそれも家計を守るために大切なことなのですが)、余程のことがない限りママが自分の人生について考える機会はありません。
あなた自身の無意識が、その危機を感じあなたの大切なもの(子供) を通して「あなたの人生を考えなさい」と言ってくるのです。
不登校は子供の悩みではなく、【母と子がそれぞれの人生に向き合うこと】がテーマです。
『不登校ママが解決するべきはここ』
「ママが変わることが一番」そういう言葉をよく目にしますが、これはママが悪いと言っているのではなく、ママの人生もいま進行中なのですよ、自分のことももっと考えてね…そんな意味合いのことを言われているのです。
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