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「ぼっち・ざ・ろっく!」を語りたい!!

2022年12月24日、最終回を迎えたTVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」
本当に良かった!!

自分なりの推しポイントは以下の3点です。
ネタバレを交えながら話すので、未視聴の方は視聴後に読んでいただけるとありがたいです。

  • ストーリー

  • ぼっちの発言に対する共感

  • 歌詞の説得力

ストーリー

この「ぼっち・ざ・ろっく!」のストーリーを一言でまとめると
主人公のぼっちにスポットライトがあたるまで、を描いた作品だったなと最終回を見た今は思います。
押入れから外の世界を眺めていただけだったぼっちが、手を引かれて飛び出した先で結束バンドのメンバーやSTARRYの関係者と関わっていく。
その中で少しずつ成長して、夢を叶え、その先に新しい夢を見つける、そんな話。
その過程は普通なのかもしれないが、ぼっちにとっては人生を大きく変える転機であることは疑う余地のないものです。

この話の中で大きく成長したのはぼっちだけではありません。
ぼっちとは何もかもが対照的なキャラクターである喜多ちゃんも大きく成長しています。

ぼっちから見たら、自分のほしいものをすべて持っている喜多ちゃんがキラキラしていて眩しく感じている。
一方で、喜多ちゃんは、他の誰でもない「何者かになりたい」という願いを持っています。
喜多ちゃんが求めていたのはOne of them ではなくOnly Oneであること。
すでにそれを持っているぼっちに対する尊敬や憧れがあって、全く弾けずに逃げ出してしまったギターに再び挑戦しようと考えるようになった。

ぼっちも喜多ちゃんも現代人が抱えがちなコンプレックスを抱えている。
互いが持っているものをうらやましく思いつつも支えあいながら成長していく姿を見せてくれています。
喜多ちゃんはギターを本格的に初めて数カ月で歌いながら演奏していることが純粋にすごい。
やると決めたことには徹底的に向き合うことができる性格は、
本質的な部分でぼっちと似ているのかもしれない、と感じました。

ぼっちの発言に対する共感

ぼっちの発言には「わかる!」ってなることが結構ありました。

①ノルマを稼ぐためにバイトをしようとなった時の発言
絶対いやだ!働きたくない!!怖い!社会が怖い!!

これは自分もバイトを始める前に感じていました
僕自身は大学生になってからバイトを始めたので、高校生で流れとはいえバイトを始めることになるぼっちはすごい。

②STARRYで一緒にバイトしようと誘われた時
がんばりましゅ・・・
(断る勇気があるならコミュ障してない・・・)

バイト関係だけではないのですが、頼まれたことを断ることが苦手です、というかできません。
これと合わせて、
真のコミュ障は逃げることすらできない
というフレーズもわかり味が深い。
逃げられないから、深い傷を負いがち…

③初ライブ後の打ち上げで中年サラリーマンの話を聞いてしまった時
人生とはどこまでも地獄なのか・・・!

これは最近特に感じます
会社員やっていても自分の人生この先いいことあるんだろうか?一寸先は闇じゃないだろうか?
最近は色々考えることが多く、不安と戦いながら生きてます。

④アー写撮影時に公園で発狂したシーン
生まれてしまう・・・! 承認欲求モンスター・・・!

ええ、まぁ
こうやって書いている時点で自分も承認欲求モンスターであることは間違いないですね
でも楽しいのでOKです

歌詞の説得力

作中の設定ではぼっちが作詞、リョウが作曲を担当しているのですが、現実には多くのアーティストがかかわって曲を作っています。

それでも、ぼっちが作詞してそう、という説得力のある曲が多く、驚きました。
序盤から中盤にかけては「ギターと孤独と蒼い惑星」や「あのバンド」といったザ・ロックといった雰囲気の曲でライブを行っていました。
現状に対する不満を吐き出している曲で、すごくカッコイイ曲調です
最終話の学園祭では、曲調が少しポップになっている「忘れてやらない」や「星座になれたら」を演奏しています。
曲調が変わってもぼっちの正直な気持ちが書かれています。
しかし、前ほど強い言葉でではなく、少し文学チックな歌詞になっています。

個人的には、これまで流行りの曲に興味が持てなかった理由がやっとわかりました。
結束バンドのアルバムに収録されている「ラブソングが歌えない」に答えが詰まっていました。
興味がある方は是非買って聞いてみてください
ぼっちに共感できることが多い人なら間違いなく刺さると思います。

終わりに

もしまだ見ていない、という人がいたらこの年末年始を機会に見てほしいと思います
ダラダラ見ているだけでも楽しめます
個人的にはオススメNo.1作品です

ちなみに過去に少し紹介した記事も下記に貼ってます
よかったら見てください


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