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デブは傷つかないと思っていますか?


ここ数年ルッキズムについて語られる機会が増えて、容姿で揶揄される時代ではなくなってきています。
今は、です。

わたくし、太っていました。中学3年生からずっと。
40代後半に腸の手術をして、太っている人から太めの人になったけど、自分の容姿に強いコンプレックスを抱えた人生です。

いちばん悪いのは私。
わかっています。
自虐デブネタをたくさん使って笑いを取っていたし、太っていることをイジられても仕方がないのです。笑ってくれて良かった、ぐらい。
ありがたいことに友人や家族や殆どの人が限度を知っていて(傷つく言葉のハードル)を越えることはありません。
が、時々いたのですハードルを軽々と越えてくる人が。

それを言われた瞬間に他の人は「そりゃ、イカン」という雰囲気になって、そこで私が暗くなったり怒ったりすると悲惨な状況になるから「ひどくないですか〜?」とか言いながら笑う、周囲も私に同調するように笑う。ここまでほんの数秒。
これでおさまれば良いのですがハードル越えの人は「でもさ、」と笑いながら二の矢三の矢を放ってくるのです。
もちろんずっと笑ってかわしていましたが。

そんな時、いつも思っていたのは「太っている人間が笑っていると傷ついていないと思うんだろうか?」

きっちり傷ついていました。

さて、どんな人がハードルを越えるか。

おじさん。
しかも、話がつまらないおじさん。

女性や若い男の人はハードルを越えることはありませんでした。
今、思うとジェネレーションギャップのひとつだったのかな〜?
気をつけねば。
知らないうちに世代違いの人を傷つけているかも。

そんな私がどれだけ太っていたか。
言わない。
最近はあまり見なくなったけど少し前までテレビでダイエット企画というのがありましたよね。
太っている芸能人が痩せるまでのドキュメント的なの。
それでいつも「あらら」と思っていたのが、ダイエットに成功したタレントが以前の写真を見せながら「ワタシ、この頃○○キロあったんですぅ」とか言って、周りが驚きのリアクションをするシーン。
今の体重だ…。
そうか、私は世間が驚くくらいのデブなのね、と現実を突きつけられて凹んでおりました。
だからMaxの体重は絶対に言いません。
まあ、ダイエット企画で痩せたタレントは数ヶ月で元の体重以上になるコトも多く
「こっちの領域におかえりなさい。ぐふふふふふ」と思っていました。
我ながら、性格悪っ!




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