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これからは好きなことに時間を割いてみるか

あまりに多くの人びとが自分の力を伸ばすのではなく、弱点ばかりに焦点を合わせて過ごしています。自分にないものに集中するあまり、彼らは自分がもっている才能を軽んじています。

3週間続ければ一生が変わる ロビン.シャーマ

先日たまたま見ていた林修先生の番組に出演していた13歳のCGクリエイターが、これと同じようなことを言っていた。

その男の子は小学生の頃、集団行動が苦手で学校が嫌になってしまったことがあるそうで、『苦手なことをいくら頑張っても、その努力の割には結局平均以下の結果しか出せない。それなら得意な事を伸ばす努力をして突き抜けた方がいい』というようなニュアンスの話をしていた。

確かに、なぜか私たちは苦手を克服しなければならないと思っているところがあるのではないだろうか。

なぜだろう。
日本の教育システムがそのようになっているんだろうか。

100と0でデコボコになった棒グラフよりも、全てが50で平均的で真っ直ぐな棒グラフを理想としているようなイメージ。

私は子供の頃、とにかく運動が苦手だった。
本を読んだり音楽を聞いたり、料理をしたりするのが好きだった。
教科で言うと、体育、数学、理科が大嫌いで国語、音楽、家庭科が好き。

小学生の頃はイラストクラブ、中学では吹奏楽部、大学では軽音サークルに入った。
高校では友達に誘われてバトミントン部に入ってみたがすぐ辞めてパン屋でアルバイトをしたり、料理教室に通ったりしていた。

あまり意識はしていなかったけど、自分で選べるものには徹底してスポーツの要素が排除されている。

体育の授業、運動会、マラソン大会、球技大会、どれも嫌いだった。

それから家族旅行で毎年冬に長野に行き、スキーをするのだが正直ホテルに泊まったり、レストランでご飯を食べるのは好きだったけど、スキーは苦痛だった。
父と母はいわゆるスキー世代だし、父は北海道出身で運動神経も良かった為、スキーもとてもうまかった。

そんな両親に毎年来てるのに、こんなに出来ないのはおかしい!とスキー教室に入れられた年もあったけど全く上達せず。本人にやる気がないと、いくら回数重ねても上達しないもんなんだな...と子供ながらに自分を客観視していた。

そんな自分を、あの13歳の少年のように子供の頃から認めてあげて、苦手なことがあってもいいじゃないか。好きなことや得意なことを伸ばそう!と意識的に思えていればなぁ..と思った。

13歳でそれに気がついている彼は、クリエイターとしての才能はもちろんだけど、大人でも気がついていないことに気がつける感性と能力があるのだなと感じた。

私は40歳を手前にしてようやく気がついたのだから。

でもせっかく気がつけたのだから、これからの人生は、苦手なことを頑張るよりも得意なこと、好きなことに時間を費やしてみたい。

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