夫が本を読まない理由
「ねぇねぇ、なんで本読まないの?」
昨夜、ふと夫に聞いてみた。
夫は本を読まない。
結婚前、東野圭吾さんの小説を貸したら「これが噂の東野圭吾かぁ」と言って読んでいた。
結構ハマっているように見えた。
でも考えてみればそれ以来、約15年間くらい一度も、夫が本を読んでいるところを見たことがない。
私が何を読んでいるのかにも全く興味なさそう。
夫が本を読まない理由は
『なんとなく。』
大体予想通りの答えだった。
別に本が嫌いな訳ではないし、本を読む時間が全くないという訳でもないし、特にこれといった理由はなさそうだなと思っていたが、やっぱりこれといった理由はなかったようだ。
「どんなキッカケがあれば本を読むと思う?」と聞いたところ
「面白い本があれば」
という至極ありきたりな回答であった。
15年前、大好きな彼女に東野圭吾の小説を勧められたことは、彼に読書のキッカケを作ったといえるだろう。
でもそれ以来、誰も彼に面白そうな本を教えてくれなかったし、面白そうな本が彼の目につくこともなかったようだ。
正直、今夫にこれ面白いから読んでね!!と言える本が思いつかない。
私にとって面白い本はある。たくさんある。
でもそれらを夫が面白いと思うか?と考えると自信がない。
こないだ、何かの本に夫婦のどちらかが本を読み、どちらかが本を読まないと価値観のズレが大きくなると書いてあった。
でも、私は別にあまり気にならない。
たぶん元々、価値観はズレている。
私自身が本に救われた経験から、多くの人に読書のキッカケを作りたい。という思いで発信をしているのだけど、夫が本を読まない理由を改めて聞いてみると、なんだか拍子抜けした。
別に特別な理由がある訳じゃない。
読みたいのに読めないという訳でもない。
なんとなく読んでないだけなのだ。
全然オチがなくて申し訳ないが...
薄々気がついていたことを、夫からはっきりと聞くことが出来てよかった。