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No.10/マインドマップから始まる読書/【13歳からのアート思考】(著 末永幸歩)

こんにちは。10日連続で継続できてまずはホッとしています。習慣化にはまだ弱いですが、弱い自分と向き合いながら続けていきたいと思います。

 さて、本日はマインドマップからどんな本を読みたいかを探していきました。流れとしては【どんな人になりたいですか?】→【自分の好き・嫌いを自分の言葉で人に伝えられる人】→【ネットの世界で“答え”を探さない人】→【自分だけの答えを見つけられる人】でした。
 どんな人が【↑これ】をしているかなぁと考えた時に浮かんだのがアーティスト。ふらふらと本棚を歩いてると「わー!これっ!」と言う本に出会えました。ラッキー。カラーバス効果かもしれないですね。

『1ヶ月 毎日 本を読む』ルール


10日目は武蔵美出身で美術の面白さを授業で伝えている末永幸歩さんの【13歳からのアート思考】と言う本を読みました。いざ、ルール確認!


【ルール】
・手に取ったら、まずなんで取りたいと思ったのか、読みたいと思ったのか自分の心を深掘りして記す
・丁寧というよりはザッと読む
・要約と感想を書く
(ダラダラ書かない為に20分制限を設ける)


です!

手に取った理由

冒頭で少し書いてしまったのですが、マインドマップから【自分なりの答えを見つけられる人】になるためには?というところからアーティスト、アート思考に繋がっていきました。これは2日前にご紹介した村上春樹さんのエッセイに対して感じていた感情も繋がっている気がします。かくして、本日は【アート思考】からそのヒントを探していきたいと思います。

要約してみる

全6クラス(授業)からなら参加型読書で、それぞれのクラスで「えー?やったことないな、」「ちょっとうまくできないかも」という様な問題が提示されて、その後開設とともに凝り固まっていた思考が解されていく体験を味わえる。それぞれの1クラス1アート作品を軸に話が進んでいくが、クラスを受けるBeforeAfterで物の見え方が変わる様な内容になっており、素直に取り組んでみると、自分の思考が「こうじゃないといけない」になっていることが実感できる。

知らないモノゴトに出会っても自分なりに答えが見つかる様に

読んでみての感想

冒頭、モネの《睡蓮》についての話があります。何も言わずに「これを鑑賞して下さい」と、《睡蓮》の絵とキャプションが描かれている状態です。
次のページに行くと、「どれだけの時間その絵を見ることができましたか?」と問われた時に、「あっ」となりました。私がみたのは数秒。それと同時に「多くの方が、絵を見てその後キャプションを見て絵を見たつもりになっている。情報の確認作業をしているだけ。」と指摘されていました。確かに我慢できなかったし、美術館もそんな風に見てたなと感じました。そして【絵を見る時間】<【キャプションを見る時間】になっているなと。では、どうすればいいのか。絵の見方とか分かんないし、と思いますよね。わたしもです。

そこで、モネの《睡蓮》を見た子供の感想で、「カエルがいるよ」と言った子がいた話が登場します。もちろんカエルは《睡蓮》には描かれていないのですが、どこにいるかと尋ねると「池の中にいるんだよ」と-。

はっとさせられました。そこまで考えてモネは描いていないかもしれないですが、この絵を見てそこまで想像して絵を発展させることができるのだなと。目で見えている範囲をそのままそれとして見るだけでなく、見えないところを補填する面白さを感じました。

この様なハッとさせられる問題と共に進んでいくのですが、この本を読んでいて一番教訓になったなと思ったのは【余白余地】の大切さです。性格上、全てしっかりと書きたくなっちゃうのですが、あえて想像する余白余地を残すことで、より豊かなものになるという考え方は大切にしたいと思いました。

「具象物を描くことが全てではない」

まとめ

何かハッとすることって、以前から潜在的には感じていたけど、しっかり認識はしていなかったことだと思います。その時スティーブ・ジョブズの「connecting the dots.(点と点を繋げる)」が頭に浮かびました。ハッとする瞬間を増やすためにも点を増やすためにできることを惜しみなくやっていきたいですし、何かを伝える時はその人が考えるための余地を残すことや投げかけ方を大切にしていきたいと思いました。

本日もお付き合い頂き、ありがとうございました!
また明日。

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