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がん告知②

がん告知から2日目。
一度目のショックは、36歳で子宮頚がんに引っ掛かったこと。2年に一度検査してて、初めてその時は子宮筋腫と診断されて、子宮頸がんの検査結果は後からだったから、通知を見てショックだった。
近日の大きな病院を紹介され、検査を受けた。幸いにも、中度異形成で切除手前で済んだが、今後2ヶ月に一度通わなければいけなかった。感染してるウイルスの遺伝子が、ガンになる上位3つのうちのひとつだったから。
今年43歳になって、検査は4ヶ月に一度になったけど、子宮筋腫のほうが大きくなってきてて、これも安心はできない。でも癌じゃないから、なんとなくあのときのショックは忘れてた。
昨日は、その時よりも確定に近い診断だった。検査を待ってる間にいろんな検索できちゃう。当てはまりすぎて辛い。調べれば調べるほど不安は募るけど、現実は変えられない。
院長先生から呼ばれた時点で、もうなんとなく察した。エコーの説明を受けたが、さっき検索したのと同じようなものが出てきてた。そして、時間があるなら内視鏡もうけた方がいいといわれた。もうここまで来たら受けるしかないでしょう!
婦人科のような椅子に座った。まぁ、慣れっこです。器具は先端に麻酔を塗るらしく、その時だけ違和感だったけど、もうそこからはスムーズに中をぐるぐるされる。壁に当たる感じがしてなんか気持ち悪い。
画像が否応なしに目に飛び込む。はい、さっきスマホでみたやつ。イソギンチャクみたいなの。もうこれは膀胱がん確定か…良性ってことはあるのかな…なんて思ったけど、もう先生は癌ですね、って。
はぁ、この状態で端的におっしゃる。こちらも冷静に聞くだけ。感情って、本当に深刻なときは、なんというか、さっきまでのぐるぐるした不安やらなにやら、本当にサッと消えた。
着替えて身なりを整えたら、また呼ばれて腫瘍の説明と紹介状の準備の話だった。先生に大丈夫?と聞かれ大丈夫と答えた。だっていま一人だし、受け止めるしかない。電車で帰らなきゃいけないし。
1ヶ月ほど喧嘩して、ほぼ口きいてなかった旦那さんは連絡したら早退して家に帰ってるという。自宅に帰ったら喧嘩は終了…憎まれ口ばかりだけど、心配してるんだなってことは伝わったよ。一人じゃないって大きいな。

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