「パラレルワールド!ツインレイを求めて」第18話
まさか・・・余命半年?
阿佐ヶ谷の喫茶店でマリカと話していると、マリカが、
マリカ「今日は、ちょっと疲れたし、体調良くないから帰るわね!」とline交換だけして、
俺「じゃ、駅まで送るよ!」
そして、駅前で別れようとしたとき、マリカが
マリカ「カズキちょっと待って!」と言って、下を向いたまま動かない!
俺「んー!どうしたの?マリカ、なんか言いたいことあるのか?」
すると、マリカが
「やっぱりカズキの事・・・忘れられない!・・・カズキが大好きなの・・・!本当は別れたくなかった!」
目に涙をいっぱいためて
「でも、こうするしかなかったんだよ!・・・・・・!
私ね、・・・癌なの!・・・!医者に、余命半年って言われたの・・・!だから・・・だから・・・
もう、どうしていいのかわかんない・・・!本当はカズキに全部話して、慰めて欲しかった・・・
でも・・・どうしても、言えなかった・・・」
すがるように俺に抱きつき泣き崩れた。
俺は茫然としたが、次第にマリカの気持ちが伝わってきて、俺も泣いた!
事情を何も知らないで、俺は・・・!噓だろ・・・!
マリカは、たった一人でこんなにも苦しんでたなんて、想像すら出来なかった。
しばらくすると、マリカは何事もなかったかのように帰っていった。
俺の頭の中はもう、パニック状態!
続く
「パラレルワールド!ツインレイを求めて」第19話|かずきっす (note.com)
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