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Let's ピラティス!立ってるだけで間違っていた話

最近、肩こりが気になってピラティスに通い始めました。
最初のレッスンで先生に言われたんです。

「じゃあ、いつもの感じで立ってみてください」

特に意識することもなく、普段通りに立ちました。
すると先生、一言。

「全体的にバランスが崩れてますね」

えっ、バランス?これ、普通に立ってるだけですよ?
その後、鏡を見て自分の立ち姿を確認してみると、確かにおかしい。
アゴと肩が前に出ていて、足の重心が左右で違う。見れば見るほど、これが「できている」と思っていた立ち方なのか…とショックでした。


「当たり前にできている」が招くズレ

この経験から気づいたのは、私たちが「できている」と思っていることが、実は「最適」でも「正しい」でもない場合があるということ。

日々のクセで無意識にやっていることほど、「これでいい」と思い込んでしまう。そしてそのズレが、いつしか当たり前になってしまうんです。

姿勢だけじゃない、生活のクセも

ふと、これは姿勢だけじゃなくて、私の思考やコミュニケーション、仕事の進め方にも当てはまるのでは?と思いました。

たとえば、誰かと話しているとき。
「ちゃんと伝えたつもり」でも、相手から「え、それ初耳なんだけど」と言われることがある。自分では「できている」と思っていても、実際は相手に伝わっていない。

仕事でも、「これが効率的」と思ってやっている方法が、実は遠回りだったりすることがあります。

結局、日々のクセや慣れによって、自分が「できている」と思い込んでいるだけで、実際はバランスが崩れていることが多いんですよね。

ピラティス的視点を日常にも

ピラティスでは、まず自分の姿勢やクセを認識することから始めます。
それは、最初こそ少し恥ずかしいくらい自分の不出来を直視する作業ですが、それを繰り返すうちに少しずつ改善されていく感覚があります。

これを、日常の習慣や考え方にも応用してみたらどうでしょう?
たとえば、

  • コミュニケーションで「伝わっているか」を確認するクセをつける

  • 思考や仕事のやり方が本当に効率的か、たまに振り返る

  • 「これが当たり前」と思い込んでいる部分を見直してみる

この「正す作業」を日々続けることで、少しずつバランスの取れた自分になれるのかもしれません。


「できている」から抜け出す勇気

ピラティスの先生は、こんな言葉をくれました。
「完璧に立とうとしなくていい。まずは、今どれだけズレているかを知ることが大事です」

私たちも、自分のズレやクセを直視することを恐れずにいられたら、その先に少しずつ正しいバランスが見えてくるのかもしれません。

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