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なぜAVアンプはオワコンなのか?②

毎年 新規格が登場 サラウンド回路も複雑化
黄色いピンジャックだった映像端子も多様化
AVアンプのリアパネルは大変な事になる

新規格に対応するため各メーカーは毎年モデルチェンジを余儀なくされ 新しいサラウンドを試すために毎年買いかえるマニアもいた
ステレオアンプは中古にも価値はあるが新規格に対応できないAVアンプは一年で無価値に

サラウンド対応していない評論家はCDやアナログレコードで評価するのでフォノイコも外せない
同価格のピュアアンプと比べられ 音が悪いとなる 当たり前である

なぜかAVアンプもピュアアンプ担当者が作れという雰囲気になるがエンジニアは有限なのである

ピュアアンプも売れなくなっていたのでAVアンプをなんとしても売りたいメーカーはレシーバーはもと通りレシーバー部隊で
アンプエンジニアはピュアアンプに加えてAVアンプまでやらされる羽目になるが当然無理なので AVアンプに偏重 アンプ部隊が手薄になり
AVアンプはCDの音に特化し同価格帯のピュアアンプより音が良いと評価されてしまう 本末転倒である

AVアンプはビデオやDSPも必要だがピュアオーディオメーカーにはビデオやデジタル技術が無い

紆余曲折はあったがドルビーにDSPを加えるヤマハのシネマDSPが流行 AVアンプで独走し始める 各社追随するが及ばず ビデオやデジタルが足かせとなり
アンプのパワーで勝負せざるを得なくなり無駄にリアチャンネルをパワーアップ 全チャンネル同パワーという無謀な賭けに出る
置いてきぼりになったユーザーは離れていく
AV雑誌も画面は大画面で100インチは必要と書き出し読者がいなくなる どんどん廃刊に

結局日本の狭い部屋に10個もスピーカーを置く人はなく 作られたサラウンドブームは終了

AVアンプはアンプからレシーバーに格下げ

日本独自だったAVアンプは海外のレシーバーをそのまま出すAVレシーバーとなる
無駄にチューナーや使わないマルチルームという機能が付いているのは外すのが手間だからだ

ソニーも海外では多数レシーバーを展開しているが日本は一機種くらいである

STR-AZ7000ES
ES A/V Receiver: Elevated performance for all

https://electronics.sony.com/c/av-receivers?srsltid=AfmBOop5KNSOytXdPsSxb4FcjUmi_88uj2nW2klna8kfGh-mr-_7PqDn

つづく


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