あなたはあなたのままでいい

  人よりうまくできないことが多い長女は、「どうしてできないの」と幼稚園から小学校低学年の間、同級生に言われることが多かった。同級生に悪気はなく素朴な疑問なのですが、長女は気にしていました。

  小学校入学時は特別支援級を希望しましたが、入学時健診でコミュニケーションや集団行動に問題がなく、特別支援級の定員がいっぱいなので普通級で大丈夫ですと言われ、普通級に。

 9月ごろには、長女から「勉強がわからないから、もっとわかるようになりたい」と言われ、特別支援級の授業をお試しで受けることになりました。
 
「特別支援級の勉強だとよくわかるから、特別支援級に行きたい」と本人が希望し、特別支援級から特別支援学校に転校する子が出て来たこともあり、2年生から特別支援級に在籍することになりました。

 そんな長女にずっと言ってきたのが「あなたはあなたのままでいい」。

 障害と一緒に生きる辛さや苦しさは、本人にしかわかりません。自分を嫌いにならないでほしい。ただそれだけでした。