歌詞のあれこれ218 クスリマス
美しいクリスマスなんてない
ふつくしいクリスマスなんてない
病院の中はずっと白の空間のまま
ずっとずっと 汚いクリスマスを過ごす
何でだろう? 知らないよ
何でだろう? 知らないよ
私に聞かないで 体に聞いてくれよ
聴く耳持たないのは知ってるけど
病に侵されて 病院の中へ
外の世界とは 一旦おさらば
氷のように 冷たく質感が緩い
この世界で 暮らすしかない
クリスマスなんて 嫌いだ
ケーキは出るけど 粗品なような味
祝ってくれるけど 素朴なような感じ
クリスマスよりも クスリマスが似合うかな?
美しいクリスマスよりも
私は ただ 外でめいいっぱい遊びたい
友達とパフェを食べたい
恋人をつくってデートしたい
夜更かしして朝日を見てみたい
気にせずにおしゃべりをしたい
病院は公共の施設
誰かのために我慢しないといけない
病院は高潔な施設
誰かのために自我を捨てないといけない
クリスマスでも祝ってくれるのは
看護師さんだけ
友達は早々と会って帰ってしまう
クリスマスなんて イヤイヤだ
クスリを飲んで 寝たら もう
クリスマスじゃない 普通の日だ
美しいクリスマスなんてない
ふつくしいクリスマスなんてない
病院の中はずっと白の空間のまま
ずっとずっと 汚いクリスマスを過ごす
ずっとずっとずっとずっと 過ごす
何でだろう? 知らないよ
何でだろう? 知らないよ
何でだろう? 聞かないでよ!
私に聞かないで 体に聞いてくれよ
聴く耳持たないのは知ってるけど
邪悪な自分自身の身体が大っ嫌い
クリスマスよりもクスリマスが
似合っている 私には多分 似合ってる
クリスマスよ どっか逝ってくれ