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乳腺の良性腫瘍を摘出した話 その4

<はじめに>
先日、乳腺の腫瘍を日帰り手術で摘出(摘出生検)しました。病理検査の結果は良性で、一連の検査は終了となりました(経過観察は継続)。その備忘録です。日帰り手術の備忘録くせにだらだら長い超大作です。

【術前検査】

病院での診察は、昨日の今日なので特にこれといってすることもなく、新患受付と手術の日程調整、諸々の説明、同意書へのサイン、血液検査と尿検査くらい。手術日については、針生検後、今後のことを考え、できるだけ早いスケジュールで動けるように、先生の月内の手術日には絶対に動かせない仕事を入れないようにしていたので、「27日ならまだ予約取れるけど」と言われて、「取ってください」と即答。またもや食い気味で。

ということで、手術は約2週間後の4月27日と決まりました。

一つ想定外だったのは、術前検査のMRIが絶対に動かせない大事な仕事と被ったこと。MRIの予約がいっぱいで、手術前日の夕方1枠しか空きがなく、「どうしても都合がつかないなら撮らなくてもいいけど……」とは言われたけど、そうもいきますまい。っていうか他にも嚢胞いっぱいあるし、せっかくなら撮りたい。ぜひとも撮りたい。なので、絶対に動かせない仕事については、私のほうを動かすということで他の人に代わってもらうことに。代わりはすぐに見つかったけど、ずっと継続してきた大事な案件だったので、悔しいし、残念。

いろいろ調整しながら、そういえば母が乳がんで入院することになって仕事を休みたくないとごねたとき、「仕事が大事なんはわかるけど健康あっての仕事やろ!」って言ったなーとか思い出してみたり。見事なブーメラン……お母さん、ごめん。理屈ではわかってるけど、やっぱり健康問題が仕事に影響を及ぼすって切ないよね。

そんな思いまでして予約したMRIは、予定が遅れに遅れ、「こんな遅れるんやったらあの仕事してからでも間に合ったやん!」と言いたくもなりましたが、検査技師の人がとても感じのよい人で、謝り倒してくださったので、「全然大丈夫ですーご苦労さまですー」と珍しく愛想よくお返事。

頭部のMRIは受けたことがあって、音はいいけどあの狭い空間がちょっと苦手だったので、乳腺のMRIも嫌やなーと思っていたのですが、乳腺はうつ伏せの状態で機械に入るので、空間の狭さを感じることもなく。マッサージのとき胸の下に敷くクッションみたいやつ(の硬い版)に穴が2つ空いてて、そこに両胸をカポッと入れてうつ伏せに寝るスタイルでした。造影剤を入れる時間もあったので動けないのはつらかったけど、体勢的にはマッサージと同じなのでまー何とかなるもので、私は「この穴空いたやつ、マッサージのときにほしーい」とずっと思ってました。嚢胞がいっぱいあるからうつ伏せになって上からぐっと押されると痛いのよね。

検査の案内を見ていると「穴の中に胸を垂らして機械に入る」と書いてあったけど、どう頑張っても「垂らす」状態にはならないので、こういう場合どう言われるのか興味深く待っていたら、ただ「穴に入れてください」と言われました。うん、ですね。

そんなこんなで前日のMRIも無事終了し、明日はいよいよ手術です。


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