沼正三のマゾは、どこまで突き詰めてもナショナリズム的マチズモ的快楽("異国の女"ふぜいに屈服させられている日本男児の己、というナルシスティックな自意識にもとづく)に着地するものであると思う。『家畜人ヤプー』でのプレイ内容には興味をそそられるものがあるが、哲学としては共鳴しがたい。

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