森野剛

富士通株式会社で社内AI利活用推進を担当しています。 詳しい自己紹介は👇をご参照ください! LinkedInアカウント:www.linkedin.com/in/fjtmasi

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最近の記事

OpenAIから特大のクリスマスプレゼント!?

OpenAIからとんでもないクリスマスプレゼントがありそうです😆  日本時間で6日午前3時からのライブ配信で、12営業日に渡り毎日1つずつ「何か」を発表するとのこと。  世界全体の時間が、また加速するかもしれません🕒  すでにX上はクリスマス・イヴ状態🎄 これまで一般公開されていなかった動画生成AI「Sora」が含まれるのは確実、との見方が大勢を占めており、「o1-preview」の「preview」がいよいよ外れるか、とか「もしかしてGPT-5?」という意見もあります

    • 誤差逆伝播法に代わる手法と量子AIへの応用

      イギリスのMRC脳ネットワークダイナミクスユニットとオックスフォード大学による研究で、脳の学習原理がAIのものとは根本的に異なることを示し、新たに「予測的構成」を採用したモデルで優位性を確認した論文が今年1月に発表されました。 今回も長尺になりましたが、下記内容にて、量子AIへの応用について解説します。  第1章 従来の人工ニューロンの問題点と「予測的構成」のメリット  第2章 Transformerの基礎と「予測的構成」の適用による改善  第3章 「Relaxation

      • 脳波データの学習方法に対する考察

        第1回の投稿記事で掲げた「AI×ブレインテック×量子コンピュータ」において、AIに脳波データを学習させる方法について具体的な方法のヒントになる論文が出てきましたのでご紹介いたします。 A Phenomenological AI Foundation Model for Physical Signals(物理信号に基づいた現象論的AI基盤モデル)」 内容としては、様々な物理現象についてセンサー等から得られた情報を学習させたAIモデルが、基本的な物理現象やより複雑な実世界のシ

        • AIとブレインテックの親和性について

          第一回の投稿記事内容を社会実装する上で、非常に興味深い試みが報じられましたのでご紹介します。 ユニークな脳を生きる AIで脳波読み多様な個性理解へ:日本経済新聞 「ニューロダイバーシティ」は多様性を理解し合える社会を実現する上で欠かせない要素であり、ブレインテックはそのキーテクノロジーです。 特に認知症や精神疾患やパーソナリティ障害はグラデーション要素が強く、たとえ何らの診断名も付いていない人であっても、誰もが何かしらの偏りを持って世の中を捉えており、それが個性であると

          日本が取るべき今後のAI戦略について

          非常に長い記事となりますので、まず結論からお話しします。 世界最速でASI(Artificial Super Intelligence:人工超知能)獲得を目指さなければ、日本は消滅します。 そのキーテクノロジーは「AI × ブレインテック × 量子コンピュータ」の垣根を超えた連携による相互進化です。 煽り記事でも週刊誌のゴシップを狙うでもありません。その理由を大まかに下記構成でご説明しますので、長くなりますがお付き合いをお願いいたします。 第1章 日本の現在地とこの延

          日本が取るべき今後のAI戦略について