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つい買ってしまう、読んでしまうnoteを書くために必須なもの
本屋さんやコンビニで、ふと手に取って読んだ本を買ってしまうことありませんか?
好きな記事だったから
興味のある分野があったから
趣味のことが書いてあったから
他にもいろいろありますが、
これは文章に「ベネフィット」があるかどうかなんです。
ベネフィットとは、読者の心を動かす満足度のこと。
メリットから得られる嬉しい未来のことなんです。
ブログを書いている人には割となじみのある言葉なんですが、
一般的にはあまり知られていません。
セールスする際に必須の「ベネフィット」を今回解説していきます。
文章に限らず、
販売や営業、サービス業をしている人の多くは、
このベネフィットを知らないで
実践している方がたくさんいらっしゃいます。
私は本業で美容師をしているのですが、
実際ベネフィットという言葉を知らずに
接客を行っていました。
商品やメニューの詳細を説明するよりも、
どんな状態になれるか、
使うことによってどういう効果が得られるか、
「未来」の話をすることで
お客さんは興味をもつんです。
ベネフィットとは、
メリットから得られる嬉しい未来のこと。
意識して取り入れることで、
お客さんの満足度や
商品への興味を引くことができるようになるんですね。
ベネフィットの実例
〇美容室のシャンプーの場合
メリット:髪と頭皮に良い成分が入っている
ベネフィット:シャンプーするだけで髪がつやつやになる
〇育毛剤の場合
メリット:弱った紙が丈夫になる
ベネフィット:細くなった髪にハリコシが生まれる
〇ワイヤレスのイヤホンの場合
メリット:コードが付いていない
ベネフィット:動き回っても邪魔にならない
〇Bluetooth の場合
メリット:USB やコードがいらない
ベネフィット:Bluetooth 対応の製品ならすぐつなげられる
〇ノートパソコンの場合
メリット:持ち運びができる
ベネフィット:場所を取らず好きな場所で使える
ベネフィットは、
物を買ったり選んだりする時、
みんな無意識に考えているんです。
分かりやすい例が口コミなんですが、
お店を選ぶ時メニューや雰囲気を調べた後に、
口コミを調べませんか?
これって無意識に
ベネフィットがあるかどうかを確認しているんです。
お店なら料金やメニュー、サービスの先にある「安心感」を。
商品などの物品販売なら、その商品を使って得られる「未来」を。
習い事やスポーツなどの場合は、「楽しく利用する時間」を。
すごーくかんたんに例えると、
〇お店の場合
メニューのコスパや居心地もいいと評判のお店
⇒落ち着いて食事ができるし、人も誘いやすい
〇商品の場合
美容室のシャンプーを使う
⇒ツヤツヤの髪が手に入る
〇習い事の場合
ピアノを習うときの講師の評判がいい
⇒キーボードを自在に弾ける自分が想像できる
口コミから見ても、
メリット ⇒ ベネフィットが読み取れるんですね。
メリットだけじゃ売れない・見られない
どれだけメリットだけを書いても、
人はなかなか購入してくれません。
そこに自分の姿がないからです。
ベネフィットを最大限感じられるのは、
「実演販売」です。
マグロの解体ショーやテレビショッピングなんかがそう。
上手な販売員の実演販売を
見ていると本気でくぎ付けになりませんか?
逆に店員さんが、
ただただメリットだけ説明してくる場合、
多くは購入の決め手になることはありません。
人はメリットだけではなく、
デメリットや使用感を説明してくれたり、
「これを使うとこうなります!」
のようなベネフィットをしっかり伝えてくれないと、
その良さに気づかないんです。
ベネフィットを伝えないと
お客さんは購入した後の
未来の姿をイメージできないんです。
そして、
そのベネフィットを得るために
商品(サービス)が欲しくなるわけですね。
ベネフィットは何度も伝えることが重要
お客さんに
「これは自分に必要な商品だ!」
と思わせるためには、何度も伝えることがポイント。
1~2回ではお客さんは
「へ~、考えとく」
で終わってしまいます。
大事なのは、
具体的なベネフィットが出るまで何度も掘り下げていくことです。
どんな商品やサービスでも、
良いポイントはたくさんあります。
価格が高い ⇒ 性能がいい
量が少ない ⇒ 使用量自体が少ない、または凝縮されている
機能が少ない ⇒ 機能を特化している
重量が思い ⇒ 安定感がある
機能が多すぎ ⇒ さまざまな用途に使える
お客さんがデメリットに感じていることも、
説明でベネフィットをしっかり伝えることができれば、
きちんと理解してもらうことができるでしょう。
ただただメリットを伝えるだけなら、
正直パンフレットでも渡せばいいだけ。
それはむしろ、
お客さんに判断を丸投げしているようなものなんです。
ベネフィットは商品やコンテンツの特長を
【視点】を変えながらおすすめすることが大事。
お客さん目線
商品のウリ
使い続けるメリット
使用感と満足感
使った(読んだ)あとの余韻
お客さんが得られる利点と、
満足できるであろう未来を、
視点を変えながら伝えてあげましょう。
視点を変えることこそ、
人に販売するときの最高の「強み」になるんです。
まとめ
ベネフィットを伝えるということは、
魅力的なセールスライティングをする上で
非常に重要なポイントです。
どんなにいい内容、
いいコンテンツを作っても、
まずは始めに興味を持ってもらわなければ
見てもらうことすらできません。
読んでもらったとしても、
ベネフィットで興味付けができていなければ、
どんなにクロージングだけ頑張っても意味がないんですね。
セールスするときは
あなたのコンテンツや商品で得られる
ベネフィットを「必ず」行うようにしましょう。
それだけで購入される確率も上がり、
あなたのファンになってくれることでしょう。
ベネフィットは別に
長文である必要はまったくありません。
むしろ短文でOK!
イメージは、
お店のPOPやメニュー表にある簡潔なひとこと。
雑誌の表紙なんかでも使われているので、
時間があれば本屋さんなどのお店で眺めてみるといいですよ。
今回はベネフィットについて解説させてもらいました。
自分のnoteやブログなどで意識してもらえると、
読者やお客さんに、あなたの言葉が届くようになると思います。
ベネフィットを書くことで、
つい購入したくなるんです。
どんなふうにベネフィットを書けばいいか分からない。
そんな時は↓のnoteを使って勉強してみると、
短時間ですごく学べます。
成功者のコンテンツ、
ついつい欲しくなる売り文句が書いてあるブログなど、
学べる文章はたくさんあります。
ぜひぜひ、
ベネフィットを使いこなしてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。