鹿嶋沖のマゴチ激減の話
2016年に鹿嶋沖でマゴチが大量発生したのを覚えてる方はどのくらいいるでしょうか??
関東近郊で釣りをやる人なら記憶があると思います。連日1人20匹釣るとかの大フィーバーでした笑
キープサイズ、キープ数に規制をかけずに吊りまくった結果、、
3年後には激減していたのをよく覚えています
遊魚者は所詮釣りだからと言って漁獲圧を無視しがちですが、そんなことは全くないのを自覚しましょう。
実際に、浜名湖のマゴチでも同様の現象が起きましたし、相模湾のマダイは職漁と同じレベルの漁獲圧が遊魚からかかっているというデータもあります。
ただ、しっかりとレギュレーションをかけ、遊漁料を取り、その資金を資源管理に適正に充てれば、資源の保護と地域振興につながるというデータもあります
釣りがつなぐ希少魚の保全と地域振興
―然別湖の固有種ミヤベイワナに学ぶ
芳山拓
この本を釣りに関わる人たちには読んでいただきたいです。
獲るために釣るのではなく、繋ぐために釣る。
釣りも当然、魚がいてはじめて成り立つ文化です。
釣り自体を否定する気は全くありません。
自分も釣りに育てられ、釣りが好きで今の研究をしているので。
ただ、今までのように、いたらいるだけ獲る
このような釣りではなく、自分で食べる分だけ持ち帰り、それ以外はリリースする、遊魚者も資源管理への資金を寄付するくらいの気持ちが求められているのではないでしょうか
特にここ最近の釣り人の無法状態を見るとそう思わざるを得ないです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?