見出し画像

詩⑪「はらはらと」

坂道をのぼっていくと
いつのまにか丘の上にいた
わたしの目の前に
町が広がっていた
知っていたはずの
町に風が吹いていた
木が葉をおとしている
わたしの心の中に
巣くっていた孤独も
おとしてしまいたい
はらはらと


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?