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自分を受け容れる

いつもありがとうございます。たすくです。

昨日の続きです。
先日、会社の同僚の方と仕事おわりにお食事をした時のお話です。

同僚の方は、私より一回りほど年上のお姉さまです。
入社したのは同じ年度ですが、彼女は私より4か月早く働き始めていました。
実は前職もお互い同じ職場で仕事をしていました。
巨大な組織だったので、部署が違うし、そもそも出勤していた建物も違ったので、接点があるはずもなく、今の会社で初めましてというご縁なのです。

私の前職での仕事は事務職でしたが、彼女は秘書をしていました。
人当たりがよく、誰にでも分け隔てなく接していて、上品で、職場を俯瞰的に見ているので、ちょっと気になる人には気にかけて気遣ってくれる。
でも、自分もちゃんと持っていて、仕事で意見が対立しそうになっても、譲れないところはハッキリとNOと言える。そんな素敵な女性です。

食事では、私がモヤモヤしていること、不安に思っていることを聞いてもらうつもりが、彼女もまた会社組織としての違和感や、会社の人たちへの違和感を持っていたので、結局、お互い吐き出しながら、違和感の共有や、感覚のすり合わせみたいになってしまいました。

その一方で、私は自分自身の自信のなさや、自己肯定感の低さで悩んでいることも打ち明けていました。

でも、彼女は「あなたがどうしてそこまで自分を認めてあげないのか、分からない。少なくとも、今の会社にいるということは、前職でのお仕事がきちんと評価された結果」だと。
完全に別組織ではあるけれども、事務職の席が空くと、前の職場から推薦してもらって、採用面接をするというのも事実です。

確かに、前職で任期満了になるタイミングで次の仕事を探していたら、お世話になった前職の上司が、たまたまその当時人事担当だったので、今の職場の面接を勧めてくれました。
でも、彼女の説明では、「それはただの紹介ではなく、その時点で上司があなたを推薦するという決定をしていたということなの。3年間のあなたの仕事ぶりを見て、この子だったら推薦するに値すると評価されたっていうことなのよ。」と。

ちょっとフランクなところもある上司だったから、そんな説明されてないですと言ったら、「大事なことなんだから言ってあげないとダメじゃない。まったくあの人は~」なんて笑い話にもなったけれど。

私は人生なにもかも中途半端だったし、何の成果もあげてない。いつも周りにいる人は、私よりできる優秀でレベルの高い人たちばかりだったから、何をしても自信が持てない。
そんなことも漏らしていたけれど、彼女は、「そんな風に考えてしまうのは、もったいないよ」とハッキリ言ってくれた。

「うちの会社の人たちは、確かに世にいうエリートキャリアを歩んできた人たちばかりだけど、その分クセもかなり強い個性的な人が不思議なほど揃っている。少なくとも、そんな人たちの中でも、誰と一緒に仕事がしたいかって聞かれたら、あなたしかいない。それくらい、お仕事もきちんとしていて優秀だと思うし、お仕事の姿勢とお人柄のバランスが、会社の中では一番いいと思う。だから、そんなに自分を低く見るなんて絶対だめよ」とまで言ってくれた。

ここまで言われたのは初めてで、なんというかありがたかった。
別に上司じゃなくても、こうして近くでちゃんと見ていてくれる人がいる、この事実があるだけで十分幸せなことですよね。
そして、先日の大河ドラマでも宣孝さまが言ってましたが、
”自分が思う自分だけが自分じゃない” …これかもしれないなと。

自分はダメだと思っていても、きちんと評価してくれている人はいる。
自分では気づいていない自分のいいところ・悪いところを見ている人がいる。そしてそんな私のことを好きでいてくれる人がいる。
これだけでも自分に自信が持てる気がします。

けれど、自己肯定感は他人が作るものではないので、
最終的には自分で自分を受け容れていかないといけないのです。
このたびお姉さまに言ってもらったことを、自分で自分自身に言ってあげられるようになりたいです。

またお昼でも夕飯でもご一緒しましょうと言ってもらえました。
今回、勇気を出してお姉さまをお食事に誘ってみて本当に良かったです。
自分のコミュ力の鍛錬にもなります。やはり常にだれかとコミュニケーションを取っていることは大事なんですね。

長々と、つたない文章に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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