モンテーニュは38歳の時に引退して「モンテーニュの塔」に隠棲して読書と思索に耽りながら〚エセ―』を書き続けた。現代では、誰もがそうした塔を持てるわけではない。だとしたら、市民にとっての「モンテーニュの塔」が、図書館や自然のある公園だ。そうした静寂の空間で私たちはリトリートできる。

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