見出し画像

毎晩の習慣をもつことの意味

10日ほど前に、「毎朝の習慣を持つことの意味」を書きました。

今回の記事では、毎晩の習慣を持つことの意味について書きます。
毎朝の習慣と毎晩の習慣は、セットで捉えられます。
毎朝の習慣は、一日のスタートを万全にし、充実させることで、その日全体にポジティブな影響を及ぼしますが、毎朝の習慣の充実は、その日の前の晩の習慣、つまり、毎晩の習慣の存在に関わっています。
つまり、毎朝の習慣と毎晩の習慣はセットであり、両方が一日一日の生活の質に貢献すると考えています。
これには理由があって、毎晩の習慣は最良の睡眠のための準備だからです。
一日の睡眠は、その日にどのように過ごしたか、によって左右されると理解しています。
朝に日光を浴びて、屋外で運動し、情報過多にならず、といった日中の過ごし方の質によって睡眠の質が変わってきます。

毎朝の習慣とセットで捉えられる毎晩の習慣ですが、具体的にはどのような点に注意すればいいのか。

私自身が気をつけているのは、次の点です。

・ニュースを見ない。つまり、電子機器の電源を就床の二時間前に切って、スマートフォンを就寝する部屋から物理的に離れた外の通路の箱の中に置いておく。

つまり、情報騒音を遮断し、スマートフォンとの接触を翌日まで断つ。
この行為には、次のような五つの意味があります。

第一に、毎晩は、良質な睡眠のための最終準備なので、睡眠に悪影響を及ぼす、ブルーライトを発するスマートフォンを隔離し、安眠を確保する。

第二に、毎晩の時間は、情報洪水に溺れるのではなく、自分のための充実した時間にする。つまり、自分の生活の主導権を電子機器から奪還する。

第三に、夜、及び毎晩の時間は、リラックスタイムであり、スマートフォンを見てしまうと、交感神経が休まらず、睡眠にスムーズにいかない。

第四に、夜の時間にニュースを見るなどして情報を多く摂取すると、脳疲労になりかねない。脳や心が疲れてしまう。

第五に、夜はネガティブな気持ちになりやすいことが研究で分かっており、友人などにスマートフォンで返信すると、人間関係に支障をきたすリスクがある。

毎晩の習慣において、電子機器を隔離することの意味は、
この五つのポイントにまとめられます。

毎晩の習慣を持つことの意味を一つにまとめるなら、
「夜の時間を可能な限り、充実させ、体調やメンタルを良好な状態に保つ」
となります。

では実際に、私自身の毎晩の習慣を紹介してみたいと思います。
・毎晩の習慣の具体的な内容に関しては、人それぞれが決めるものであり、個人的なものです。
だから、この記事は私自身のアカウントなので、自分の例を書きます。

読書老子の毎晩の習慣

一日を振り返る(日記を書く)
画集を眺める
就床前の瞑想
読書を30分から一時間
『ブッダの言葉』やストア派の本を読む
今日のやれたことリストを書く
平静書を読む
入浴

私自身の毎晩の習慣の中身は以上となります。
補足すると、「今日のやれたことリスト」とは、今日やれたこと(日課や出かけたことなど)に感謝し、書くというものです。

毎朝の習慣には、「今日のやれることリスト」
を書きますが、その日の朝に決めたToDoと必ずしも違っていても、やれたこと、すなわち日常でどこかに行ったことや過ごしたこと、日課や出来事があれば、その充実に感謝して、書くという役割があります。
もちろん、朝に決めた「やれることリスト」の中身をどの程度できたか確認する役割も少しはあります。

ところで、毎晩の習慣で、できたら理想だけど、なかなかやっていない習慣に次のようなものがあります。

天体観測。星空を眺めながらくつろぐ。
寝る部屋を室内プラネタリウムにして、星空に包まれながら眠りにつく。
朗読をして聴いてもらう。
宇宙の写真を眺める時間を持つ。

できたら理想ですね(笑)
東京は星空がなかなか見えません。
光害の影響もあるのだろうけど、視力が悪いのもあるのかもしれない。
星空がよく見える地域に行けば、もっとできそうです。

けれど、宇宙や天体の写真を眺めることなら簡単にできそうです。
いまでは、満天の星空や美しい天体の写真がある雑誌や図鑑などは、廉価で出回っているかもしれません。
でも、東京でも、月を眺める習慣ならできると思います。

毎晩の時間は、心が洗われるような静謐な時間にしたいものです。
けど、スマートフォンというメディアは、人々の夜の習慣にも侵攻しているので、電子機器から距離をとるという意味で、自分を生活の主人公にできたら幸いだと考えています。

今回は、毎晩の習慣について考えました。

日々の生活と習慣を整えるのに、おすすめの書籍


ご清聴ありがとうございました。



いいなと思ったら応援しよう!