自己批評チェックシートを作成(自己批評の習慣を定着させるツール)# 習慣にしていること
この前に、ロルフ・ドべリ著『シンククリアリー』のアイデアに啓発されて、自己批評の習慣を持つことの意義について、記事を書きました。
簡単にまとめると、一日の終わりに、自分を批評する時間を持つというものです。ノートとペンで行うのをおすすめしますとも書きました。
今回の記事では、その習慣に新たな進捗があったので、紹介してみたいです。
それは、「自己批評チェックシート」というツールです。
これは、一枚の紙に、自分で決めた質問を書き、それらの質問に一日の終わりに答えるというもの。自己批評を問答形式にして、より行いやすくするというアイデアです。
具体例として、私自身のチェックシートを参考までに一部載せてみます。既成のものではなく、完全に自作です。
1.日光が出ている日に、ウォーキングできたか?
2.早寝早起きできたか?
3.毎日課している英語学習ができたか?
4.勉強の時間を確保できたか?
5.今日のどこに問題があっただろうか?
6.アタラクシア(心の平静)の理想にどのくらい近づけたか?
というような感じで、生活習慣から、学習に至るまで、問答形式で答えるというものです。
個人的に、重要だと思う三つの質問は以下です。
8.謙虚さを心がけることがどの程度できたか?
19.面白いと感じるような発見はあったか?学びはあったか?
20.エレガントな立ち居振る舞いをどの程度できたか?
こういうふうに、自分が達成したい目標や理想、心がけたい姿勢について、自分で考えて、作成し、達成度や達成できなかった原因について、一日の終わりに考えて答えるのです。もちろん、達成度の如何を問わず、自分を労い、励ますことも忘れないようにしています。上の記事でも書きましたが、自己批判ではなく、自己批評である点が大事。前者はできなかなっかった点だけに着目し、責めやネガティブな思考が中心的であるのに対し、自己批評は、どのような出来事についても、とにかく前向きに捉え、原因や改善案や達成度について、できるだけ客観的に自分なりの答えを出すことが目的です。唯一の正解はないし、達成できたら、シンプルに喜ぶこともできる。逆に失敗は経験における重要な糧であると捉える。
答えた後に、達成できなかったり、十分でなかったことについては、なぜ達成できなっかったのかを簡単に分析し、改善案を考えられたらベスト。私自身は、一日の終わりは、30項目をチェックするだけで、疲れてそこまで徹底できていませんが。
答えやすい数にするというのも一案。つまり、ほんとうに重要なことだけに絞るということ。30項目という数は、これだけでも多いかもしれませんが。
ちなみに習慣を定着させる上で、「三日坊主最強説」という茂木健一郎博士のアイデアは参考になりました。
このアイデアは、「毎日欠かさず続けるのが唯一の正解ではなく、忙しい社会人にあっては、トータルで見て継続できればOK。三日坊主も、三十回、三百回、三千回継続すれば、三十日坊主、三百日坊主。三千日坊主となり、十分継続していると言える。」というものです。
私自身も、毎日続けられる週は多くなく、トータルで継続できればいいかな、とのんびり快活にかまえています。
これを読んだ方がもし自分もやってみたいと思われたら、自分で質問を考えてみてください。きっと楽しいと思います。