【5分と少々の永遠】
IUの『Love wins all』mvが公開された数日後、どれどれふむふむ..というリラックスした気持ちで視聴開始。
けれどもけれども。曲名から予想していた《いろいろあるけども、最後は2人力を合わせて全てに打ち勝ちハッピーエンド》とは遥かにかけ離れている物語が展開されていて、意表を突かれて先ずはビックリいたしました。
約5分間の映像に全16話ドラマを見終わったようなカタルシスがあり、泣くつもりはさらさら無く見たにも関わらず、しばらく涙が溢れて溢れて止まらずでした。
画面に「服の山」が登場し、これはBTS作品へのオマージュかな?と思い少し嬉しさを感じつつも....
この作中に生きる人々が遭遇した運命を理解する上で必要な「服の山」であるので、ひとことでは言えぬ複雑な気持ちに。
このMVにおいての「服の山」は
いま現在進行形で世界のあちこちで起こっている、可能であれば克服し無くしてしまいたい様な悲しい事象を容易に連想できるものでもあるように思いました。
そして、「美しさ」の定義の多様さについても改めて考えさせられました。
気楽に見始めたにもかかわらず、あれやこれやと思考が巡ってしまいます。
このMVをきっかけに俳優としてのIUさんに興味が湧き、彼女が出演する作品を次々と鑑賞。すっかり役者IUのファンです。