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少子化が止まらない、ではどうすればいいのか。

今回は、こちらのnoteの続編になります。

以下のように終わっていました。

この1990年代半ばからの変化は、「結婚しない」という選択だけではなく、若者の非正規不安定雇用の増大による「結婚できない」という生活状況の厳しさも反映している。

とくに「男性が家族を養う」というジェンダー観が残っていることで、不安定雇用で収入の低い男性ほど婚姻率が下がる傾向に。

恋愛から結婚を経て出産がほとんどの日本では、恋愛できない・結婚できない社会環境は、結果的に少子化に直結し、それに歯止めがかからない状況になった。

『性の“幸せ”ガイドー若者たちのリアルストーリー』
 著者:関口久志(エイデル研究所)2009年

引用した文献の続きは、こうなっているのです。

世界をみると結婚という制度も多様化し、北欧やEU諸国を中心に結婚をしていない男女カップルや同性愛者カップルに結婚と同等の権利を保障する「パートナーシップ法」が普及し、従来の結婚制度によらない自由な共生関係への移行が起きています。

その結果、正式結婚カップル以外から生まれる婚外子がフランスでは5割を超え、スウェーデン、アイスランドでは6割前後にもなって少子化に歯止めがかかっています。

日本もこれからは、より実態とニーズに合った婚姻制度になっていくことは避けられないでしょう。

それは各人の選択が自由で、多様な生き方と対等な関係が保証され、個人の幸福追求権に沿った制度改革になるはずです。

ここまで読んで、私は絶望に近いものを感じました。多分、私は真面目でアタマが固すぎるのでしょう。偏見もあるのでしょう。

陽キャがテキトーに作った子を、社会は健全に育てられるのだろうかと思って、心配になってしまったのです。

だいたい陰キャは色々と堅実に考えて、責任も感じて「順番を守る」んだろうけど、それだと少子化が止まらないってことだよね。

子どもを育てるって、そんな簡単なことじゃないと思うのですが、私たちは、この心配を乗り越えていかないといけないのでしょうか。



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