あみだくじ(1日1雑学)
何かの決め事の際に使う、
公平性を保った決めゲーム。
と言うイメージの方も多いと思いますが、
公平性はないに等しいと言っていいでしょう。
それもそのはず、あみだくじには
あたりを引きやすい位置というものが
存在します。
それは、当たり位置の真上です。
理由を言え!という理論武装論者も多いと
思うので、少々面倒ですが説明をしましょう。
なぜそうなるかは、横棒がまったくない場合を
考えると理解しやすいでしょう。
横棒が0本のとき、当たりは当然
その真上になりますね。
そこに横棒を1本加えると、
別のゴールにたどり着く可能性が生じます。
さらに横棒を追加していくと、
当たる確率はどんどん下がっていきます。
数学の確率で証明できるのですが、
あたりが右端の場合、それ以上は右には進めず、
左端の場合は左へは進めないので
横棒が多数あって左右に頻繁に移動しても、
端っこ(壁)にぶつかることが多くなるので、
結果的に端にとどまりやすくなり、
当たる確率が高くなるというわけですね。
これを数学では「ランダムウォーク」
と呼びます。
そもそもあみだの正解位置知らんと
あかんやんと思った方、そうです。
その通りです。
ですのであみだの作成者を買って出ましょう。
何事も、"創る側"が得をしますね。