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【小説】夢の華-最終話-


あの日から三年がたった。


俺と姫は、大切な時間を過ごして来た。


この幸せな瞬間をこれから先も続けて居たいと思う。


*20xx年2月某日*


午後19時45分*


優斗 『急がないと冬弥の誕生会に遅れるぞ~姫♪』


姫 『はぁ~い』


俺たちは、急ぎながら目的地のホテルのレストランにつく。


緑愛・姫・優斗・智・美月『冬弥、26才の誕生日おめでとう☆☆☆』


冬弥 『ありがとー!』


ガシャン(テーブルの飲み物が倒れた音)


優斗『わりぃ!』


姫 『服に染み込んじゃう(T_T)』


緑愛 『私、さっき服をつい衝動買いしたんだけど

それでもいいなら着替える?』


姫 『いいの?』


緑愛 『姫ならいいよ♪』


姫『じゃ、向こうで着替えようかな。』


二人は、別の部屋に移動する。


姫 『可愛い★


白を基調にしたワンピースだ♪


腰元に薄いピンクのリボンにレースもあってプリンスドレスみたいだね☆』


緑愛 『でしょう♪?


一目惚れして買ったんだー!』


姫 『ほんとに可愛い♪』


緑愛 『先にみんなの所に戻ってるからね♪』


姫 『わかったー♪


着替えたらすぐに行くね(^^)』


まだだろか、気になって落ち着けない。


姫 『お待たせ♪


あれ…いない』


♪(着信)


姫 『もしもし、冬弥くん?』


冬弥『レストランを出て右に曲がって真っ直ぐ歩いたら美月がいるから合流して!』


‐10分後‐


姫 『美月ちゃ~ん』


美月 『姫ちゃん♪』


姫 『みんなは?』


美月 『大丈夫♪
ちゃんと向こうにいるから♪


あっ、姫ちゃんからこのひまわりの花、渡してくれないかな?』


姫 『??

あー冬弥くんにだね♪

いいよ☆』


美月 『変わりにカバン、持つよ!』


姫 『あ、ありがとう』


美月 『私、怪しまれないように先に行くから、この先の扉を開けたら優斗がいるから一緒に来てね!』


姫 『りょ~かい!』


ガチャ、ギー(扉を開ける)


姫 『ゆう、、わぁ暗い。


優斗、どこ~?』


優斗『姫、大丈夫だからゆっくりこのまま…俺の声をする方へ歩いて来て』


姫『うん…』







優斗『つかまえた、姫♪』



♪♪♪(オルガンの音)




姫『きゃっ、びっくりした!


まぶしい!』


優斗 『ゆっくり、付いてきて』


姫の耳元で囁く。


姫 『えっ、赤いじゅうた…


前には神父様?!


ひぇ、はぁ、待ってこれって?!


みんな、どーいう事?!』


優斗『俺からのサプライズプレゼント!』


驚きを隠せない姫の手を握り締め、真っ赤なバージンロードをゆっくりと一歩一歩踏み締めるように歩き神父様の前にたどり着く。


優斗 『姫、出会って四年近くなる、、、


幸せな時間も

そうじゃない時間も一緒に過ごした。


だからこそ、お互いがお互いを大切に思って必要だと確信出来た。 


ずっと、姫の笑顔を見ていたいって朝、目が覚めるといっつも思うんだ。


これから先も姫の全てを守り抜く覚悟も出来た。


いままでちゃんと言えなくて不安にさせてゴメン!


もう、ゼッテェに離さないし守り抜く、笑える未来の家族を作りたいから


ふぅ~


姫、俺と結婚して下さい!!』




一生涯の愛を込めてプロポーズをする。



婚姻届と指輪を差し出す。


姫 『…』




沈黙が続く。





姫 『…は……い……』


涙声で姫は精一杯の答えをくれた。 


指輪と婚姻届を受け取り笑ってる。


優斗 『よっしゃ!!!!!』


拍手が止まる。


神父様 『新郎・優斗、汝は…新婦・姫を一生愛していく事を誓いますか?』


優斗 『はい、誓います』


神父 『新婦・姫…汝は、新郎・優斗を一生愛していく事を誓いますか?』


姫 『ちっ……誓います』


神父 『では、誓いのキスを』


俺たちは見つめあい、深くて甘いキスをした。


神父 『ここに二人を夫婦として認めます!』


緑愛 『おめでとう!』


冬弥 『いつまでもお幸せに★』


美月 『二人ともおめでとう♪』 


智 『末永くお幸せになりなさい』


優斗『ありがと。

ほんとにありがとう』


みんなの笑顔と拍手に

姫は涙を浮かべる。


姫 『みんな、あ、、りがと・・・・・』


姫は、ひまわりのブーケを緑愛に投げ渡す。


そんな姫を俺は、抱き上げて走る。


ホテルの最上階にとってあった部屋に入り、カーテンの奥の夜景の前に姫をおろした。 


優斗 『どんな綺麗な夜景よりも

姫が美しくてキレイだよ。


夢の中で可憐に咲く華のようにいつまでもいつまでもそばにいて?』


姫 『はい。


ありがとう、優斗…


今すっごく嬉しいよ。。。。』


優斗 『~~思ったより悪い世界じゃない~♪

姫の笑顔が愛おしいと感じたあの日から~♪

夢の中の可憐な華は今こそ

俺の腕の中で咲き誇る~♪

いつまでも、、輝く日々を

姫のそばでずっと~~

ルルル~心から思うよ~~

愛してるんだ~♪』


静かに目を閉じてキスをした。


‐end‐

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