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書評:ゼロストレス転職

夏休みから読んでいた本をようやく読み終わった。
学生時代に比べて読むスピードがガタ落ちだなぁと感じる今日このころ。

本の著者は佐野創太氏。
転職エージェントで働いていた転職の専門家だ。
そんな佐野さんが転職活動に向けて何をどう準備すれば上手くいくか指南している。

よく考えてみたら当たり前かもしれないけど、大切なのは求職者が「採用する側の視点」をよく知ることだと読んでいて強く感じた。

現代は新卒からずっと仕事にフルコミットできる人ばかりではない。転職エージェントにすればキャリアにブランクがある人は敬遠されがちに思えるが、今まで第一線で働いてきた人だけにでなく、何らかの事情で仕事からしばらく離れていた人たちにも宛てて書かれているのが素晴らしいと思った。

佐野さんは介護離職した経験があるということで、いったん職場を離れたら戻るのがどれだけ大変か、よくご存じなのであろう。

「ゼロストレス転職」を読んだきっかけ

実を言うと数ヶ月前、転職しようと思っていた。

皮肉にも面接に呼ばれた時に、自分の本心にはっきりと向き合わされた気がする。

私は本気でここで働きたいわけじゃないんだ -----。

そう思ったのを面接官だった現場のマネージャーもしっかり見抜いたのだろう。そんな生半可な気持ちなら、このハードな職場ではやっていけないわよ、と。

それが本当に何をやっていきたいのか、考えるきっかけになった。

内定の近道とは

結局のところ近道というのは自分にブレがない、ということだと私は解釈した。

何をしたいか明確だと、情報が飽和状態でも選択肢は絞られてくるし、自分には何が足りないのかもおのずとわかる。それがこの本では自己分析と企業研究に当たるだろう。

私も何がしたいか明確になったので転職活動は中止した。私が行きたいところに行くには3年くらいは勉強せねばならないので、ひとまず今の職場に留まって満を持して辞職するつもりでいる。

たしかに時間はかかるが人生100年時代の今、何年か勉強に費やしてその後の人生に役立つなら、十分やる価値があると思う。

長い社会人生活、誰しも仕事を辞めたいと思うことがあるのは当然のことだ。仕事を続ける理由は人それぞれだけど、私は情熱を注げる仕事ができたらとても幸せだと思っている。

転職が頭をよぎったら一度読んでみるといい一冊だったので記事を書いてみた。

また、この記事を書くまで知らなかったが、note にも佐野さんのアカウントがあったので興味を持った方はご覧ください。



















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