ノックの時間と守備力の関係
今回の論文はこちら
練習時間は長ければ長いほどいいのか
今回の論文では、
内野手のノックの時間と捕球・送球の関係性について述べられています。
5分間を1セット、1分間の休憩を挟みながら60分間ノックを続けると後半は判断力の低下と筋疲労が原因でパフォーマンスを低下させ、かえってスキルの混乱を生むという結果を示しています。
ノックを多く受ける目的は、正確な動作を身につけることやそれを安定して再現できるようになることにあると思います。
ただ、同じ動作を繰り返し続けることで筋疲労は生じます。その中で同じ動きを再現しようとすると別の筋力を必要とし、結果として狙いとしているスキルアップにはならないとされています。
こちらの記事でも書きましたが、
その練習において得たいスキルを意識して練習を行うことが大切です。
特に繰り返し行う練習が再現性を高めることに繋がることはそうだと思いますが、
過剰に疲労を溜めたまま行うことで当初の目的が達成できなければ本末転倒です。
野球には1000本ノックと言われるものがありますが、その必要性はデータを参考にしてみるのも良いかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?