データで野球の常識疑ってみる
まずはこの論文を読んでみてほしいです。
東京体育学会
『野球打撃前に行う加重したバットでの素振りが バット速度と正確さに及ぼす影響』
http://tokyo-taiikugakkai.jp/wp-content/uploads/No4-3.pdf
常識を疑う
私自身も野球をやっていたので、
ネクストバッターズサークルでマスコットバットを振って、次の自分の打席に備える。
↑これが当然のことで、疑う余地もなく寧ろこうした方が自分にとっていいことだと思っていました。
勝手ながら、そのような方も多いのではないかと思います。
ただリンク先の論文を読んでいただいた方はお分かりかと思いますが(お時間がない方はまずは要約を読んでいただけると)、
加重したバットを素振りしたあとのティー打撃1,2球目ではスイング速度が下がる結果が示されています。
なにを言いたいか
今までデータを根拠にしないでやっていることが正しくないとか、意味がないとかそういうことではありません。
今までなんとなく良さそう、感覚的には良いはずと思っていたことが、
データを根拠にテストしてみると実はマイナスの結果が出ることがある。
ということがあり、
その場合は、より良い方法を探索していこうよという意図です。
なお、今回参考にした論文は大学生を対象にしています。
高校生も同じなのかというと、この結果のみでは必ずしもそうとは言えません。(そうでないとも言えませんが)
このように野球に関してデータを元に検証をした論文も多く見られます。
当然、プロアマ問わず参考になるものはありますので高校生の皆さんにも参考になると思ったものをこちらでも紹介していけたらと思います。
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