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遠投トレーニングの意義


今回の論文はこちら

野球投手におけるスピード・トレーニングとしての遠投の意義

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遠投トレーニングの効果


野球選手、特に投手は遠投トレーニングを行っている方が多いと思います。

今回の論文では遠投がスピードトレーニングとしての方法としてどのような影響があるかを示しています。

私は野球経験者ですが、遠投の練習が距離に応じて違いがあるかということは考えたことがありませんでした。

こちらでは距離別に遠投がパフォーマンスに及ぼす影響の結果を提示しています。


遠投距離別の影響


以下が論文で示されている結果です。

  • 20-40mの遠投はスピードボールトレーニングとしての意義がある。特に投げる角度を水平に抑えることを意識すると、ボールの初速が増加する。

  • 50-60mの遠投はスピードボールトレーニングとしては適切ではない

  • 70-80mの遠投はスピードの頭打ちを破壊する方法としての意義がある。


つまり、
20-40mで水平方向に投じることを意識すること
または、70-80mの距離で投げることで最大速度を上げる練習としての意義がある可能性があるとのことです。


なお、これだけを見て70-80mの距離で遠投トレーニングをすることで自分の最大球速が必ずしも上がるということではないこと、また、投動作も変わるため球速面以外は述べられていないことは、留意する必要はあると思います。


まとめ


なによりも遠投の距離別の意義、効果が示されていることは学びになりますし、トレーニングを取り入れる選手としてはどんな目的で遠投をするかで、距離を決めるには有益な情報だと思います。


過去の記事で何度も記載していますが、練習の目的を理解して行うことは非常に大切です。

データを用いて示されているものはぜひ有効活用していきましょう。

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