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mizunouta
2塁進塁時はスライディングか駆け抜けか
今回の論文はこちら
この論文に興味を持ったきっかけ
この論文に興味を持ったきっかけは明確にあり、
私自身も当時映像を見て驚いた試合による影響です。
それは、智辯和歌山高校が地方大会の公式戦、二死1,2塁で内野ゴロを打った場面で1塁ランナーが2塁にスライディングをせず、駆け抜ける走塁をしてセーフになったものです。
スライディングをすることが当たり前になっていたことに気づき、個人的にはかなり衝撃的でした。
データ活用・分析により今までと大きく変化が生じるとすれば、
当たり前だと選手たちの頭に浸透されるあまりに、疑問をもてない要素に気づくことが1つだと思っています。
当時疑問にも思っていなかった2塁へのスライディングを考え直すきっかけになったという意味でも、非常に印象に残っています。
2塁へのスライディングと駆け抜けの速さ
さて、論文の結果に戻ると
この検証では、フットスライディングと駆け抜けの間には差は認められなかったという結果になっています。
それでは、駆け抜けたあとアウトになる可能性を考えると必ずスライディングをしたほうがいいのかというと、そうではないと思います。
論文の結果の詳細を見てみると、
駆け抜け走のほうがタイムが速い選手もいます。
そのような選手は寧ろ、駆け抜けた方がセーフになる可能性が高まるでしょう。
まとめ
走塁は、走力以外にスライディングの技術など複合的な要因が関係します。
個人のタイム次第では、2塁への駆け抜けを実践してもよいと思います。
今回の例のように当たり前になっていることはどうしても自分含め、同じことを実践している人にとって気づきにくくなります。
そのため外からの視点で捉えることができるひとに見てもらうことも必要だと思います。
野球の常識を疑ってみると、科学的根拠でひっくり返るとこがあるので
自分自身の当たり前を疑ってみてもいいかもしれません。
例えば↓↓