入社の決め手は「自らが見てきたもの」
自己紹介
こんにちは。
建設業向けのマッチングサービス「助太刀」を運営する株式会社助太刀でバックエンドチームに所属しています、山ロと申します。(以後、呼称の区別のためサービスのことを括弧付きで「助太刀」、弊社のことを助太刀と記載します。)
助太刀には2022年12月に入社し、「助太刀」の開発・保守を通じて建設会社様や職人さんといった建設業に携わる方々のお仕事を支えています。
助太刀に入社する前は10数年、SEやPGとして企業様向けの業務システムの開発に携わってきました。
今回はそんな私が何を思って助太刀に入社したのかをお話しいたします。
本エントリーが転職を考えているエンジニアの方々に対して少しでも会社選びの参考になれば幸いです。
これまでの経験
私は大学卒業から助太刀に入社するまでは、SE・PGの立場で中小企業様向け業務システムの開発を中心に携わってきました。システムのエンドユーザーとなる企業様からお話を聞いて、業務上の問題点やシステム上の問題点を解決していくような立場です。
技術スタック的には、今ではレガシーと呼ばれる技術がほとんどでした。お客様企業のネットワークに物理サーバを持ち込んで仮想マシンを立てて、各サーバ構築して、アプリ入れて、といった感じです。いわゆるオンプレミスというやつです。
私自身は、仕様決め、実装、管理業務など、開発関連を一通り見るような業務を行っていました。
仕事をする中で、建設業向けのシステムを開発し、建設業を営む企業様と関わることもありました。
そこではこういったお話をきいたことがあります。
「電話すれば駆けつけてくれる職人さんがいて助かっている」
「取引先とのやりとりはFAXがメイン。FAXを用いる会社が大半だから」
「20年前のシステムを使い続けているが、それに慣れているため変えるつもりはない」
「今の現場での作業員は年齢が6X歳がたくさんいる(その現場は年齢の上限を6X歳で制限している)」
「間に入る会社が○%の利益をのせるはずだから、見積もりはそれを見越して行う」
当時は、こういった問題は一つの企業様を対象として個別最適を行うだけでは解決できないと思っていたのですが、こういったお話が聞けたことがきっかけとなって後に助太刀に興味を持つことになります。
助太刀への入社理由
助太刀を知ったのは、某転職サイトの募集を見たから、という本当に偶然なものでした。
ただ、やはり過去に携わった業界は多少なりとも気になるもので、カジュアル面談はなにか面白い話でも聞ければと、割と気楽に申し込んだと記憶しています。
そこで面談をしたり、助太刀を調べていく中で気づいたことがありました。
助太刀が今の建設業界に感じている課題感「ICT化の遅れ」「職人を囲い込む慣習」「高齢化が進んでいる」「多重下請け」等が、これまで私が建設業に携わる方に聞いたお話とほとんど一致していたのです。
それは以前に私が無理だと思っていた問題への挑戦であり、そこに挑戦できることが入社を決めた理由です。
建設業界を変えていくには国や大企業がリーダーとなってトップダウン的な働きかけをすることも重要だと思います。ですが職人に焦点を当てたボトムアップ的なアプローチである「助太刀」はその利用者数も伸ばしており(2023年3月時点で約19万事業者)、助太刀が建設業界の「GameChangerになる」ことに現実味があるなと、そう感じたことも入社を後押しした要因となりました。
なお、ここまで建設業にフォーカスを当ててきましたが、正直なところ、転職において建設業界そのものへのこだわりはありませんでした。
ですが、自分で得た情報と照らし合わせて助太刀のやろうとしていることに合点がいった、というのが入社を決めた大きなポイントとなっています。
助太刀での担当業務
私は現在、助太刀でバックエンドチームに所属しています。アプリなどで利用されるAPIの開発がメインです。
実装などは各クラスや階層の責務などを意識して、時には既存のものをリファクタリングしながらできるだけ保守性、変更可用性が高い実装にできるよう気をつけています。実装そのものには完璧な答えはないとは思いますが、それでもチーム内でコードレビューや輪読会を通じて、認識を揃えて行こうといった試みも行っています。
また、助太刀のエンジニアは社員と業務委託とで20名程おり、様々な役割の人がいます。
開発するものやリリースするものの認識がずれないように、また安定した質でサービスを提供できるようコミュニケーションをとり、お互いに意見を交換しながらより良いサービスの実現に向けて開発に取り組んでいます。
システムの内部的には技術的負債というものはもちろんありますし、組織も移り変わっていくもので自分たちの業務フローの整備なども必要になってきます。
エンジニアとして先に入社していた市川さんや飛田さんによって環境が整備されたり実装の複雑さが解きほぐされたりはしているものの、やはりサービスをスケールさせていくにはまだまだこれからという感はあります。
▼二人の入社エントリはこちら
私自身は技術スタック的には先の経歴にもある通りレガシー出身で不慣れなことが多く、技術的に他メンバーに追いつくことが急務ではあるのですが、開発においては何のためのシステム・サービスかというのは忘れず、開発の先にあるものも意識して業務に取り組んで行きたいと思っています。
最後に
助太刀は事業も組織も拡大フェーズです。サービスをより良いものにし、さらにスケールさせるために、各ポジションでご一緒してくれる方を募集をしています。技術的負債や技術的な問題点と戦うのが好きな方、組織作りにご興味ある方、大きな社会問題の解決に切り込みたいという方、まずはカジュアルにお話ししましょう。
最後に、転職をお考えのエンジニアの皆様におかれましては、どのような理由であっても自らで納得される答えを見つけて欲しいなと切に願っております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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裏テーマ
建設業はIT業界とはまったく縁のないものと考える方もいるかと思いますが、日本のIT業界でも多重下請構造や人の囲い込みといった、建設業と似たような問題点は発生しています(新興の会社ではあまりないかと思いますが)。建設業での問題解決を通じて、IT業界にもできることはないか、またはその逆は……みたいな目線でみても面白いかもしれませんね。
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