本のおすすめを始めます
タイトルの通り、本をお薦めする活動を始めます。
これまで読んだ本、これから読みたい本を、コメントを添えながら紹介していけたらと思います。
完全に独断と偏見で選んだ本を紹介しますが、自分なりに魅力を見つけられたと思える本を選んでいくつもりです。
おすすめするにあたり、選考テーマを決めると選びやすいので、はじめにテーマをお伝えするスタイルにしていきます。
今回は「読書」をテーマに選定させていただきました。
お薦め本1
『本を読む本』
著:MJアドラー/CVドーレン
訳:外山滋比古/槇未知子
本を読むという行為を詳らかに解説してくれる本。
この本は大学生の頃、文学かぶれの時分に読みました。
今まで自分が当たり前に行う読書という行為を、始めて明文化してくれて、感動した想い出があります。
何気ない行為を言語化して理解する自分の原体験は、この本を読んだことに依ります。
読書を作法として学ぶことのできる本です。
お薦め本2
『読むことのアレゴリー』
著:ポール・ド・マン
訳:土田知則
言語学の第一人者の主著は、読むことの真髄を体感させてくれます。
尋常でなく解像度の高い読書を要求してくるため、理解して読むためには途方もなく時間がかかります。
しかし、どの一文を採っても言語における新たな気づきを得ることのできる本です。
ちなみに、自分はまだ読みきれていません。
お薦め本3
『はじめての短歌』
著:穂村弘
歌人の穂村弘による短歌の入門書。
短歌を知らない人でも短歌を体感することのできる具体例が豊富。特に著者による改悪例は短歌の良さを比較して体験させてくれました。
体裁としてはエッセイのようにもなっていて、著者の人間味の滲み出す文章により、短歌を身近に感じさせてくれる魅力的な本です。
こんな形でお薦め本を紹介していきたいと思います。