映画:ゴールデンスランバー(2010)
こんにちは。
観よう観よう(絶対好きそうだから)と思っていた映画を観ましたシリーズ。
視聴前時点でのわたしの知識
舞台は仙台
濡れ衣を着せられた主人公は堺雅人さん。
主人公が逃げる話。
以上、3点です(笑)。
視聴した現在、この3点なら未視聴のかたがうっかり記事を読んでも問題ないと思いますのでそのまま記載します。
これで面白そうだなと思ったらここで一度手をとめて、映画をご覧いただきたいと思います(笑)。
なお、原作は伊坂幸太郎さんの同名小説です。
夫は伊坂さんのファンですのでネタバレをされたくないな、と思い
「この映画を今から観るのだけれど」
と申し出たところ
「さっぱり覚えていない」
と言うので安心して一緒に観ました。
ハラハラからの驚嘆そして・・・!
見出しのとおり。
予備知識が3点の女のため、
「え?え??なんで(主人公が)(俺が)巻き込まれてるの!?」
と主人公とシンクロ気分を味わえました。
ほんと、訳もわからないままに何かが始まっていたという感じ。
主人公が本当にきちんとした面白い人なので素直にがんばれー!と応援したくなります。
主人公を応援してくれる登場人物たちにもすんなり感情移入できました。
今回、主人公は国家レベルの陰謀に巻き込まれてしまいました。
まさかそんな…と思いますがあり得そうな絶妙な線で怖い。
ドラマ「相棒」の元日スペシャルとかであってもおかしくない線の事件だったと思います。
主人公を応援するひとたちの
「逃げろ」
という声は、主人公に向けられる言葉としては非常に珍しいと思うのですが、今回は国家を相手にしているということで、それだけにリアルで、これが現実世界での正解なのではないかと思わされました。
主人公は事件から数か月たって、家族や同僚に生存報告をひっそりとした方法で行うのですが、それがニヤリとしてしまいます。
夫とふたりで
「ああー!!」
と涙目になりながら叫んでいました。
そして元カノは一瞬の遭遇(偶然)ですべてを知ります。
(すごく強い絆で繋がっているけれど、既婚の元カノへの生存報告は行わなかった主人公のまっとうさというか。相手の家庭に波風を立てずにいたいという気持ちがあったのかなと思うと主人公本当に愛おしい。)
そして瞬時に対応する元カノの機転たるや!
「ああー!!!」
また叫びました。
結論:原作はどうなっているんだ。
わたしは伊坂さんの本を読んだことはありません。
しかしこれだけ広げた話をこれだけ華麗にまとめることのできるかたです。
気になる。
読みたい。
いてもたってもいられず、わたしは小説を手にしました。
(夫の本棚の伊坂コーナーで見つけました)
そちらはまた別記事で。