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映画:マイ・インターン(2015)

こんにちは。
観よう観よう(絶対好きそうだから)と思っていた映画を観ました。

結果。
うん、これは好きでした。
好きだろうなと思っていた過去の自分さすがだよ!

すべてを手に入れたはずの彼女に訪れた試練。
そこにやってきたのは、70歳の新人(インターン)だった。

映画「マイ・インターン」オフィシャルサイトより

まあ好きそうだな、で寝かせること数年。
「好きそう」以上の知識がないまま観始めて
「ん??この感じ…」
と検索して納得。
ナンシー・マイヤーズ監督じゃないですか!!
わたしは彼女の監督作品は観た作品全部好きなんです。
多くはないけれど、
「ファミリー・ゲーム」
「恋愛適齢期」
「ホリディ」
「恋するベーカリー」

の4本。
(ちなみに「ファミリー・ゲーム」は「ふたりのロッテ」という児童文学が原作で、わたしは原作も大好きです。ケストナー面白い。)
また、監督作ではありませんが彼女が脚本を書いた
「赤ちゃんはトップレディがお好き」
も外せないですね。

というわけで、わりと大船に乗った気持ちでゆったりと鑑賞しました(信頼感&安心感)。


一番の懸念材料:デニーロさんでした。

映画を観るにあたり、どどどどどうなん!?と気になっていたのが大御所・ロバート・デ・ニーロさんです。
わたしにとっての彼は、まずなんと言っても
「ゴッドファーザー PART II」
と、
「アンタッチャブル」
でして…
上記での彼は、まあなんというか、激しくて。
相手を消すことに迷ったり時間をかけて考えたりしません。
そして非常に悪そうな笑みを見せます(怖い。さすが名優。褒めてる。でも怖い。)。
もちろん本当に怖いわけではないでしょうし、それ以外の映画も観たことがあります。
(「レナードの朝」とか「ミート・ザ・ペアレンツ」とか…幅広いな!)
しかしすみません、最初に挙げた2作のイメージが強すぎて、こちらの映画で紹介される善良そうな70歳のベンである彼をイメージできなかったのです。

間違ってました。

めっちゃ善良そうな70歳でした。
変なことを言ったら背後から襲われそうな気配など全く漂わせていない、まっとうな、
「ああ、この人はきっと40数年間このようにして日々を正しく慎ましく幸せに暮らし、キャリアを積み重ねていったのだなあ。ヒロインが信頼を置くのもわかるなあ」
と思わせる演技。
ジャケットに袖を通すしぐさも自然で、この人は若い頃から毎日このようにスーツを着てきたんだ…と心から思いました。
俳優さんて、本当にすごい。
(悪さ全開の上記の2本も名作なので、未見のかたには是非おすすめしたい。)

なんだか結局ずっと泣いていた

危ない中年ですね。。。
とにかくその70歳のインターンのベンの包容力が素晴らしくてですね。
最初はベンが若い人中心の新興企業でやっていけるのかなと心配していた(バカにされたりしないかな?ベンが若い人に対抗意識持ったりしたらどうひしよう?等)のですが、杞憂でした。
若い人のお世話になったのはPCを起動した最初の時くらい。
あとは彼らのお兄さんのような、お父さんのような、全然老害なんかではない頼れる年上の同僚というポジションで輝いてゆきます。
いま心が疲れているんでしょうね、その優しい世界にずーっと癒されていました。
(観る時期によっては、こんなに勢いのある若い企業にお勤めの人たちがこんなに優しいことってある?と思ったかも。今は「こんな世界があってもいいじゃない…」の気持ち。時期大事。)

ヒロインの女社長ジュールズが完璧過ぎなくてチャーミング

アン・ハサウェイ(わたしは「プリティ・プリンセス」「プラダを着た悪魔」しか観たことがない。「レ・ミゼラブル」観てみたい。)が人間らしいというか、いえ、あれほどの美貌の女社長が成功している時点で全くリアルではないのかもしれませんが、好きにならずにはいられない女性という感じ。なんだかとてもチャーミングでした。
彼女が起こした仕事をとても大好きなことが伝わるストーリーで、そして悩みも抱えているけれど、それを見せられる相手が今までいなかったんだな、というところをとても上手に表現していると感じました。
あと、衣装がオシャレ。カワイイ。
わたしも痩せよう…と真顔になってしまいました(笑)。

結論:形に残したい。

いつか配信がなくなってしまっても、観られるような状態にしておきたい作品のひとつとなりました。
Blu-ray探してみようっと。


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