【通常版・早見版】スマホの電池を「長持ちさせる方法」と「劣化を早める原因」。
早見版の説明【121文字】
記事詳細【1844文字】
0.記事の早見版の見かた
記事全体を読む時間がない。または全てを読むのが億劫だ。
という場合、書いてある文面をほぼ飛ばせる。
まず、目次の大項目2以降を読んでください。そうすると
①「劣化させない使い方」
②「電池に負荷をかける充電方法」
の各項目が箇条書きになります。
ざっと見たい場合は目次のみ目を通してください。
詳細も確認していただける方は各項目の目次からジャンプ
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1.はじめに
スマホの値段がどんどん値上がりし、スマホの利用サイクルがどんどん伸びている昨今。
スマホをできるだけ長く利用できるよう、電池を長持ちさせる方法と劣化を早める使い方をまとめてみたいと思います。
2.電池を劣化させない使い方
① 100%になったら充電器から抜く
可能であれば寝ている間の充電はやめたほうが無難。
寝ている間に充電する場合、朝起きてすぐにスマホからケーブルを抜けば良いでしょう。
② 20〜80%以内をキープし20%を切ったら充電する
電池が0%になるのはよくないのですが、電池残量を過剰に気にして頻繁に充電するのもまたバッテリーに負荷をかけてしまいます。
20%をひとつの目安として、20%を切ったら充電するというような使い方が理想的です。
③ スマホ本体が熱くなっているときは充電しない
ゲームをした後や動画を試聴した後などでスマホ本体が熱くなっているときに充電すると、バッテリーに大きな負荷をかけてしまいます。必ず、しばらく放置して本体の温度が下がってから充電しましょう。
④ 充電中のスマホに日が当たらないよう気をつける
前述したようにリチウムイオン電池は熱に弱いので、直射日光が当たる場所ではスマホを充電しないようにしましょう。
スマホを長持ちさせようと思ったら、『熱に弱い』という認識で扱いましょう。
⑤ 急速充電できるPD対応の充電器を使って充電
昔の(古い)充電器はW(ワット)数が少ないので、充電に時間がかかります。
充電時間が長くなれば、その分スマホのバッテリーへの負荷がかかってしまいます。
今ならせめて20Wはほしいところ。20WでPD(Power Delivery)対応の充電器を使うのがおススメです。
3.電池に負荷をかける充電方法
①電池残量が0%になってから充電している
スマホのバッテリーとして使われているリチウムイオン電池は、電池切れの状態で長期間放っておくと『保存劣化』と呼ばれる現象が起き、バッテリーの劣化が加速してしまいす。
0%から充電すると通常よりも電力と時間がかかってしまうので、なるべく0%になる前に充電するようにしましょう。
②スマホを操作しながら充電している
充電しながらスマホの操作をすると、スマホが熱を持ってバッテリーに負荷がかかります。
基本的な操作だけならそこまで影響はありませんが、充電しながらのゲームや動画の視聴は要注意です。
③直射日光が当たる場所でスマホを充電している
リチウムイオン電池は熱に弱く、電池の温度が45度程度になると劣化するといわれています。
夏場は特に、車の中のシガーソケットやUSBポートを使って充電したり、車内にスマホを置いて外出したりするのは避けましょう。
④1日に何回も充電。(ケーブルを抜き差しする回数が多い)
リチウムイオン電池は、一般的に約300回の充電で2~3割ほど、約500回の充電で3~5割ほど、バッテリーの容量が劣化するといわれています。
また、充電を繰り返すことで、リチウムイオン電池の電流を流す働きが少しずつ弱まり、ためられる電気量が少なくなっていく『サイクル劣化』と呼ばれる現象も起こります。つまり、充電する回数自体を減らすことで、バッテリーの劣化のスピードを遅らせることができるのです。
⑤純正品や認証品ではない充電器を使用している
純正品や認証品の充電器なら問題ありませんが、それ以外の製品を使うと、必要以上の電圧でバッテリーに大きな負荷を与えてしまうことがあります。スマホは高価な機器なので、充電器もこだわっていいものを選びましょう。
⑥古い充電器をずっと使っている
充電に時間がかかるため、結果としてバッテリーへ負荷がかかります。スマホの進化にともない、充電器も進化しています。まだ使えるとついつい古いものを使い続けてしまいがちですが、充電器も見直したいですね。
⑦毎回100%になった後も充電し続けている
100%充電された後も充電し続けると、電池の劣化を早める原因になります。
最近のスマホは満充電にならないようにプログラムされているものもありますが、古いモデルのスマホを使っている人は要注意です。
「ソフトバンクニュース 知らないうちに負荷がかかっているかも!?知っておきたいスマホのバッテリーにやさしい充電方法とは」より抜粋