REPORT ブランドの為のEC入門 DAY1 "EC Thinking" オフラインとオンラインを重ねるEC思考
ブランドの成長を応援する、ポップアップ情報に特化したメディアPOPAP(ポパップ)の運営するブランドの学校、初の講座が2020年5月15日からスタートしました。
ブランドの学校についての説明は省きますが、今回の記事では3ヶ月6回講座の「ブランドの為のEC入門」初日のDAY1の様子をレポートします。
今回の講座は、ブランドの運営者を対象に、ECの立ち上げから運用についてのノウハウを教える講座です。特に新型コロナウィルス で店舗を含むリアルな営業活動が制限されるブランドが、ECを立ち上げて事業を継続できることを応援したいと、いち早くオンライン講座を立ち上げました。
今回の講座については、COVID-19の影響を受けているブランドには、参加費を無料で講義を提供しています。
DAY1のゴール:ECの全体像を捉えて、EC戦略を描けるようになる
DAY1では、ECを企画する前段階として、そもそもECとはどのようなエコシステムから成り立ち、具体的にどんな業務領域があるのかの全体像を掴むことにフォーカスを当てています。
「ブランドで生きていく」を目指す本気の参加者
最初に、アイスブレイクを兼ねて、参加者それぞれがどんなブランドを立ち上げたく、何故今回の講座に参加したのかをシェアする時間を設けました。
どんなブランドを立ち上げたいかの質問に、参加者の声は以下の通りです。
「大切な思い出」を大切なままに残しておけるブランド
「女の子の自己肯定」のためのブランド
世界各国の素材文化をかたちにするブランド
また、講座終了後にありたい姿を聞いてみると
D2Cブランドの代表的となり、ファンを増やす
新商品を発売し、黒字化する
自社ブランドである〇〇のECサイトの設計に貢献できるようになる
などの、熱い目標が上がってきました!本気の参加者に、運営側も気持ちが高まります。
講座の中身は全てはこちらで紹介はできないのですが、一部紹介をしたいと思います。
ECサイト運営の10の業務領域
ECサイト運営に関して、10の業務領域があります。
1. 商品マスター管理、撮影、文章作成
2. サイトデザイン、機能カスタマイズ
3. 受注管理、入金管理、顧客対応
4. 在庫管理、検品、発送
5. 売上管理、受注管理
6. 顧客管理、CRM
7. アクセス解析、改善
8. 集客、販促、プロモーション
9. メディア、SNS運用
10. 経理、帳簿管理
ECサイトを立ち上げてビジネスを起こそうとすると、実は付随する業務領域ってこんなにあるんです!
個人事業主や個人のブランドであれば、これを全部1人でやるところから始まり、徐々に外部のサービスや人を増やしてチームで回していくようになります。
ブランドの成長とステージに合わせて、誰に何を任すのかを計画しておくのもEC企画において重要なことです。
具体的な事例から学ぶ
今回の講座は、SHOPIFYの日本オフィス1人目の社員でもあり、ECコンサルタントとしても活躍するArisa Chelsea Uenoさんが講師です。
講座の中では、世の中でうまくいっているECサイトの事例を沢山紹介してくれます。
講義中、参加者からも沢山の質問が飛び、その1つ1つに丁寧に答えてくださったのが印象的です。
◾️質問抜粋
自社サイトとモールとの違いは?
Shopify、BASE、Stores.jpの選び方は?
海外展開はどうしたらいいか?
DAY1のまとめとして、ECを立ち上げる際には全体像を掴み、規模やステージに応じて様々なツールを使い分けながら、事業を拡大していくことの重要性が語られていました。
特に1人でなんでもやってしまいがちなアーティスト気質の方には、どこかで誰かの手に任せるという諦めも必要だという指摘も、そうだなぁと考えさせられました。
これから3ヶ月間、やる気あるブランドの皆さんと一緒に切磋琢磨できることが楽しみです!
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